夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

ネバー・エンディング

2010-03-27 | Weblog
先日のディランZepp公演の個人的感想を少々。

前回、前々回の公演と同様にディラン自身が放つ

個のエネルギー(力)強さやテンション維持に脱帽。

勿論バック・バンドも南部臭漂わせ悪いハズもない。

あえて物申すならラフ過ぎると思ったね。

ほぼ原曲の形をとどめてない歌とアレンジ。

それがロックし続けてる証といえばそれまでの事だが

それにしても、ほころびが見え過ぎてる気がしたね。

ディランの意図なんて理解しようがないけど

ほころびの美学はストーンズのサジ加減がベストだ。

ディランがオルガンとギターであれだけ場を荒らすと

実際バンドがガチッと演るのは難しいと思うけど(笑)。

だってオルガンのフレーズなんてクソだったもん。

人に聴かせるソロじゃねーよ、あんなのはさ(笑)。

ディランだから許されるんで、じゃなかったら騒ぎです。

下手にバンドやってると目につかなくて良いもんが

目についたりして単純に喜べなかったりする所がある。

困ったもんです。

とまぁ言いたいこと書いたけどディランのライブは

いつも時間軸のない世界へ招待してくれる。

ゾクっとする感動をいつも与えてくれるんだよね。

ルーツ音楽の伝統を風格たっぷりに唄うディランの姿。

1988年から始まったネバー・エンディング・ツアーを

5月に69歳になる御大ディランは未だに続けてる。

先駆者で伝道師。

ディランと同じ時代に音楽と出逢えて良かった。

あと20年か・・・唄ってる自分が想像出来ない(笑)。
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