夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

ROCK AND ROLL

2010-04-23 | Weblog
巷に流れる流行歌に刺激される事は皆無な日々。

俺は十代の頃にロックン・ロールと出逢った。

それは衝撃と言うよりコンと胸をノックされた

感覚に近かったように思うのだが今や定かじゃない。

アジトである店のマスターのビル・ヘイリーの

Rock Around The Clockを初めて聴いた時には

チンポコが勃ったという素晴らしい証言もある(笑)。

俺の場合はさすがに勃つまでいかなかったが

最初はあのチャック・ベリーのギター・イントロ。

今でも鮮明に俺の中に記憶されてるね。

何よりの証拠に30年経ってもチャック・ベリーの弾く

あのイントロが流れると脈が早くなる気がするもん。

マスターも俺もロックン・ロールの魔法をかけられて

場所が違うにせよ体の一部が反応しちゃったんだ(笑)。

さて、何故今になってROCK AND ROLLについて

わざわざ書いているかと申しますとですね。

最近幾つかの若いバンドを聴く機会がありまして。

何気に読んでたレコShopのフリー・ペーパーで

ルーツロックやら南部やらソウルやらとインタビューで

話してるメジャー・デビューするバンドが気になった。

これは業界も捨てたもんじゃないとニヤリとしたんだ。

で、PV流れてたんで覗いてみたらガッカリよ。

ブスのニューハーフ・ショーみてぇなんだもん(笑)。

(ファッションもロックの要素・・合点承知の上)

演奏が薄っぺらで浅くてルーツ云々なんてレベルじゃない。

ロックの様式の部分を追って屁理屈ばっかりこいて

オンリーワン自認して頑張ってきたんだろう?

彼らの演奏を聴けば残念ながら底が見えるって訳だ。

サザン・ソウルだ南部だと何勘違いしてんだか知らねーが

そんな程度の演奏力で手に入るような音楽ではない。

演奏は嘘つかないんだ。

絶賛してる評論家が云々語ってるのも怪しいもんさ。

少なくとも俺は騙されない。

ロックン・ロールの魔法をかけようと思うなら

浅い魔法なんかじゃつまらないだろう?

せっかくならガキ共に深い魔法をかけてやれよ。

還暦越えてもかかりっぱなしの奴らを知ってるぜ。

お前ロックン・ロール・スターなんだって?

まずは歌と演奏の土台ありきでの馬鹿騒ぎこそ

シャレになるんだってストーンズが証明してる。

そうは思わないかい?


残念ながら君らのバンドの魔法にはかからねぇよ。

モチロン勃起も無しだ。

だって演奏がイケてないもん。

存在感を演出したり、ソレらしきキャラ作るのなんて

早い話しが1年もあれば誰にだって出来るんだよ。
コメント (3)
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