夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

長距離走者

2008-10-28 | Weblog
熊本の大学の同期でありバンド仲間でもあったAが

精神的な病と闘いながらギター1本で歌を唄っている。

入退院を繰り返し投薬治療しながらである。

Aとは音楽的に接点は無く深い付き合いではなかったが

あいつはまだ唄っているのだろうか?と何気にネットで

検索しているうちにAの現状を知る事となる。

音楽には人々を癒やす力があるし自分自身を

癒やす力も持っているのだとAのブログを見て思った。

上手く言葉に出来ないがやり続けてきた人間だけに

わかる音楽のキーワードの1つである「熱」が

あいつを奮い立たせステージに向かわせるんだろう。

ゴールなきマラソン・ランナーか。

そう言えば一度奴のアパートで呑んだ時に

アラン・シリトーの「長距離走者の孤独」が

お互いの愛読書と判り酔って話をしたっけな。

俺とAの唯一の共通点だったね。

今じゃもう一つ共通点が増えたけどな。

俺達がまだ歌を書き殴り歌を唄ってるって事さ。

オイ、くたばるなよ!

またあの街で会おう。
コメント (1)
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