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読書と旅行と柴犬のブログ
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ヤプログから引っ越してきました。

「THE有頂天ホテル」有頂天にはまだ早い!

2006-01-21 00:30:12 | 邦画
「THE有頂天ホテル」★★★
役所広司、松たか子、佐藤浩市主演
三谷幸喜監督、2005年

年明けから監督自身
TVに露出しまくって
劇場も混んでます。いい事です。

クセのある俳優がゾロゾロ出て、
それぞれのストーリーが大晦日の
ホテルのカウントダウンに向かって
慌しくクライマックスを迎える。

コンセプトはすごく良いし、
舞台もいい、役者も揃った、
出だしも良い感じ、
年初めから収穫アリかなと感じながら画面を見つめる。

しばらくすると居心地の悪い感じにとらわれる、
そして気持ちでそっと周囲を見回す、
「これって面白いのか?」

そうなると映画自体を楽しむより
分析を始める、面白げなのはセリフじゃなく
役者に負うところが多い、
もちろんそれも想定内だろうが
三谷幸喜映画に期待するのは、そんなことじゃない。

小ネタに引き込まれて笑えるが
なんか違う感じが最後までつきまとい
消化不良だった。

もちろん水準としては高いところにあるが
それでも笑えないコメディーじゃだめだ。
きっと要求するハードルが高いからだ。

でも次がある、次も見るので頑張ってもらいたい。

この映画「夢をあきらめない」というのが
テーマのひとつでもある。何度も何度もセリフで出てきた。

「頑張れ、あきらめるな」
他人に言うのはたやすい、そして誰もそれは自分自身よく分かっているのだ。
それでも「頑張れ、あきらめるな」言い続ける。
他に何も出来ないから、分かっているよ、ホントに分かっているよ、
それでも「頑張れ、あきらめるな」言い続ける。

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★正月映画にふさわしい、リラックスして見ることが出来る作品。
とりあえず見て損ナシ。