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読書と旅行と柴犬のブログ
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「綴り字のシーズン」家族は心を綴れるか

2006-01-04 21:18:40 | ミニシアター系映画
「綴り字のシーズン」★★★☆
リチャード・ギア、ジュリエット・ビノシュ主演
スコット・マクギー、デヴィッド・シーゲル監督、2005年アメリカ

スペリング・コンテストなる
ものが存在し、
大規模にアメリカで
行われているとは
知らなかった。

同じ家に暮らしながらも
すれ違う親子、夫婦。

こわれそうな心を抱えた妻を
ジュリエット・ビノシュが
繊細に表現する。

傍らで全てがOKと
わが道を進むリチャード・ギア演じる夫も
すごく真っ当で
だからこそ見ていて哀しい。

英語のスペルが目をつぶった少女の頭の中で
明確なひとつの形になるように、
家族も再生できるのだろうか。

文学も映像も「今」を語ることは出来るが
「いかに」すべきかは、やはり個人に委ねられる。

だけど僕は、自分が望めば全ては可能だと信じたい。
そうでなければ、日々積み重ねるそれぞれの「何か」が
無になってしまいかねないからだ。

派手な映画ではないが、ちょっと立ち止まって
今の自分や家族を考えさせる映画、
ここに映画の力も感じられる。

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