soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
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「スタンドアップ」素顔のままで

2006-01-18 00:45:02 | 大作映画ハリウッド系
「スタンドアップ」★★★☆
シャーリーズ・セロン主演
ニキ・カーロ監督、2005年アメリカ

炭鉱で働く
女性達の働く平等を
勝ち取るというテーマ。

映画はていねいに
主人公の心の内面に焦点をあて、
差別だけでない、
人間として生きることの苦難さも見せ、
映画の完成度は高く
胸を熱くするシーンもあり
文句はない。

ただ、美しすぎないだろうか、
悪と善、強者と弱者の対比があまりに鮮明で、
普通に暮らしていくって、そんなに単純じゃないだろうと
そのあたりが引っかかって、どうしても
ズシンと響いてこないのだ。

男ばかりの職場に入ることに
周囲の皆が反対し、本人もどんな困難があるか
なんとなくは分かっていたハズ。
そんな中、さんざんかき回してつかんだ勝利が
どれほど輝くのだろう。

「モンスター」で演技力を証明したシャーリーズ・セロンは
美しいだけじゃないのだと
画面の向こうで、言っているのが
こちらに聞こえる。

演じている彼女自身の肉声が聞こえ、
映画の主人公の心の叫びが伝わらない。

顔をぶくぶくにし歯を抜いたり、
今回のように真っ黒にしなくても
素顔のままでいいんじゃないか、
次回は輝くような笑顔をスクリーンで見たい。

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★ネガティブな意見も書いたが、完成度は高く
映画を見た気にさせてくれる。
次はラブストーリーで逢いたい。