「七人のマッハ!!!」安くても情熱入ってます！

「七人のマッハ!!!」★★★☆
ダン・チューボン主演
パンナー・リットグライ 監督、2004年タイ

昨年久々に胸が熱くなった
「マッハ！」の名前だけ
七倍にパワーアップした
ニセモノですが、
バッタもんの底力を見せてくれた。

出来なんか良くなくても、とりあえずはチェックと
期待ナシで見た。

バンコクから遠く離れた寒村に
スポーツ競技を見せる行事で
妹に同行した主人公。

のどかな田舎の風景、
人々の営み、街の匂いが運んだ祝祭
笑顔と祈りに満ちたシーン。

突然の銃撃、
一気に映画の「核」部分に引きずり込まれ、
期待させる、いい出だし。

あとはもう信じられないくらいの
生アクションの連続、「あれは死んだな」と思わせる
シーンがもったいぶらずにどんどん。

画面が少しブレようと、殴られるほうとその相手の
間合いがぎこちなくても、
そんなこと問題なし、もう一回同じことをやれとは言えないからね。
「痛すぎて」

主人公に華がないのがちょっと淋しいが、
もっと見せ方のうまい監督が現れたら
大化けするかもしれないなと思わせる才能を見た。

ラストのメイキングも「痛くて」泣ける。
邦題からしてチープだけど、これはこれで大画面で見たい。

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★ジャッキー・チェンがこの製作に絡んでくれたら
もっとうまい見せ方の映画ができるだろうな。

オリジナリティーは皆無だが、情熱は充分感じた！