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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「神の手 上・下」スカーペッタ、ルーシー、マリーノ、ベントン愛しき者たち

2006-01-12 00:50:37 | 読書の時間
「神の手 上・下」★★★☆
パトリシア・コーンウェル著
346、328ページ各750円

年末、書店の店頭に平積みの本、
コーンウェルの新作

正月休みの本はこれに決定。

連続殺人、行方不明者、犯罪心理
色んな要素を主要人物がそれぞれ取り組み
複雑に絡まりながら、ひとつの結論へと
つながっていく。

相変わらずの、うまい語り口
展開のスリル

そしてなによりスカーペッタ、ルーシー、
マリーノ、ベントンと
主要人物には、「検屍官」の頃からの
思い入れもたっぷり。

シリーズとは15年近くを時間を共有しているので
もう他人事じゃない入れ込みもある。

ただ、今回の中心となる核の部分には
ちょっと首をひねりたくなった。
もっと生々しく、人の深層心理を暴いてくれなくては。

このオチじゃ納得できない。

そう感じながらも残りのページが少なくなったときに感じる
「早くラストまで読みたい、でも読み終えてしまうのはもったいない」という
ジレンマは充分に感じた。

次が早く読みたい!

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