今月はひっつき虫がテーマです。最初に「ひっつき虫は好きですか?」とお尋ねしてみました。皆さんシ~~ンです。誰でも嫌ですよね!「やられたー!」と言って必死に取り除きます。よく見てなんかいません!そこで、ゆっくり観察してもらうために生地をお渡しして、集めてもらう事にしました。
いろんなのが採れました。生地なら思い切ってがっちりとくっつけられます。
チヂミザサ
チヂミザサは粘液を出してベタベタでひっつきます。芒の先端に光る粘液が見られました。
ヒメキンミズヒキ
ヒメキンミズヒキは堅いフックでがっちりと引っかかります。
アレチヌスビトハギ
面ファスナーの発想にも繋がったアレチヌスビトハギの表面には細かくて柔らかいフックがぎっしりあります。
ひっつき虫で何ができる?
せっかくたくさんあるひっつき虫を利用できないか考えてみました。こんな風に絵が描けるんです。これは10年ほど前に私たち案内人の仲間が作ったものです。
アキノギンリョウソウ
今年もこの姿が見られました。ユウレイダケとも呼ばれるように、現実離れした空間に引き込まれるような瞬間です。けれど、毎年数が減ってきていて心配です。
オオワライダケ
アキノギンリョウソウのすぐそばに毎年現れるオオワライタケです。あまりの大きさに圧倒されます。食べでがあっておいしそうに見えますが、毒キノコです。食べると幻覚や幻聴症状が出るそうです。
サワガニが歩いていました。アサギマダラがフワリフワリと舞い降りてきました。自然の中では偶然の出会いがあるんです!!そんなラッキーに出会ってください!!また来月もよろしくお願いします。
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