数日前の予報では、雨模様の天気でした。しかし、まさに秋の天気は変わりやすいもの・・・の言葉がある様に、秋晴れの絶好の散策陽気となりました。今回のふれあいの森散策会は、三田洞側では無く、「古津の秋を満喫しよう!」のタイトル通り古津での開催。でも・・・ 秋とは思えないほど、緑がいっぱい!
散策風景
兎にも角にもルート紹介して出発です!管理道を進み行くと「ヤマガキ・山柿」など紅葉の兆しもチラホラ、危険植物の紹介も兼ねて「ヤマハゼ・山櫨」の説明です。やっぱり!ウルシ科の植物の赤色は綺麗ですね!!クリ、アベマキ、コナラのドングリ達も道端にいっぱい!やっぱり秋なんですね!!!
ブドウ科 エビヅル
管理道の脇にブドウに良く似たツル植物がありました。葉の形状などから「エビヅル・蝦蔓」と判明。ブドウ科のつる性落葉木本で雌雄異株の植物、熟した果実は甘くて美味しい。珍しい植物に出合えました。
ツヅラフジ科 アオツヅラフジ
更に管理道を歩いて行くと石垣のところに、またもブドウに似た実が見つかりました。つる性植物で実の表面が白粉を帯びた濃藍色。葉の形状などから「アオツヅラフジ・青葛藤」と同定しました。これも魅惑的な果実ですが、食べられません!悪しからず。
ハナヤスリ科 フユノハナワラビ
「フユノハナワラビ・冬の花蕨」冬緑性シダ植物。胞子葉と呼ばれる胞子を付けた穂が花の様に見えることや秋に葉を出して、緑葉のまま冬を過ごし春に枯れることが名前の由来になっている。
ハマウツボ科 ミヤマママコナ
管理道から尾根道に入って行くと可憐な花を咲かせていました。「ミヤマママコナ・深山飯子菜」の花です。この時期にピンク系の花は綺麗に感じますね! でも・・・ママコナの高山種で根を周りの植物の根に侵入させ、しっかりと養分をもらう半寄生植物なのです。 この地上と地下のギャップには驚きです!!!
久しぶりの好天に恵まれ、日当たりでは汗ばむほどの陽気、秋はいつ頃と思ってしまいます。次回の散策会は11月後半で、テーマは「森にも冬が来るよ!!」ですが、どうなるでしょう???想定外の楽しい出合いがあるのかも知れません!! 今から楽しみです。因みにこんな意見が有りました「一人で歩くより、説明があると楽しい山歩きになりました。」確かにそうかもしれませんね・・・
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