秋~冬の講座が始まりました。第1回は「うぬまの森の秋色散策」です。「江戸時代に中山道を歩いた旅人が見た秋の景色と同じかも」ということで、中山道の紹介とともに歩いていただきました。
ヤマガキ カキノキ科
ピーカンの青空の下、出迎えてくれたのがヤマガキの見事な紅葉です。光に照らされてモミジの紅葉に負けないくらいの見栄えです。葉がカキの実と同じ色なので最初は実がないのかと思いました。よく見ると実を発見!皆さんで「あそこにある!」「あっちにもあるわ!」と盛り上がりました。
絶景
眺望の丘では濃尾平野が一望です!素晴らしい眺めに圧倒されました。ここで江戸時代の中山道のルートやうとう峠が整備されたことなどを紹介しました。
ブタナ キク科
丘の上の日なたにタンポポのような花が咲いていました。かわいい花ですが名前はブタナ!なんかギャップが・・豚が好む草だそうでフランス語ではsalade de porc(豚のサラダ)と呼ばれ、それを直訳してブタナとなりました。
マツグミ オオバヤドリギ科
うぬまの森はアカマツが多い森です。そのアカマツに半寄生しています。なかなか見られないものですが、散策路のすぐ脇でしっかり観察してもらえました。花は春なので見られませんでしたが、果実がありました。
ヤマナラシ ヤナギ科
この辺では珍しいヤマナラシの木です。樹皮が白っぽくて周りの木とは明らかに違っていました。落ちていた葉や枝を振ってみるとカサカサと音がします。
どんぐりコロコロけっ飛ばし
帰り道の坂道では童心に返ってどんぐりをけっ飛ばしてコロコロ転がしながら歩いてきました。シンプルな遊びですが、やってみると面白いのです。なかなかまっすぐ行きません。道から外に飛び出たり、溝に落ちたり!谷間に笑い声が響きました。
天候に恵まれ気持ちのいい散策となりました。前講座からのリピーターの方もみえてうれしい限りです。第2回の講座もどうぞお楽しみに。