ふれあいの森自然学校 活動報告

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2019年3月17日(日) 「美濃の清水寺と名高い高沢観音と長寿の水を飲もう」 in 高澤観音

2019-03-20 13:57:44 | みのまるかじり講座

                   「仁王門」

昨年の大みそかNHKの「ゆく年くる年」で紹介された、関市下之保の日龍峯寺。通称高沢観音。県道関金山線から細い山道を登ること3キロ。正に「分け入っても、分け入っても、山の中」山頭火の句を思い起こさせる、そんな所に突然現れます。阿吽の金剛力士の仁王門の前です。

                   「雪の中の多宝塔」


朝からの曇り空が春の淡雪になり、何とも幻想的な雰囲気でまさに一期一会の世界でした。この多宝塔は鎌倉尼将軍、北条政子寄進の建物です。国指定重要文化財で一見の価値ありですよ!!

                     「みたらしの霊水」


本堂裏の洞窟から湧き出ていて、眼病、ボケ封じ、子宝、病気平癒に特に効くと云われています。この日も多くの皆さんが訪れていました。「へ~、こんな所から水がでてくるのか~」と、思いました。

                    「御本尊」


岐阜県下最古の寺で、大日山日龍峯寺として美濃西国三十三か所一番札所の観音霊場です。皆さん方は親しみを込めて、「高沢観音」と呼んでいます。その御本尊が千手観音菩薩です。千手観音菩薩は商売繫盛家内安全、安産子授け、などでよく知られています。訪れたこの日、第3日曜日で御開帳の日でしたので、多くの人が参拝にお見えでした。檀家の皆さん方の接待で、温かいお茶とミニ赤飯とお漬物を頂きました。とても美味しく頂きました。ご馳走さまでした!

                     「梵鐘」


皆さん方は家内安全、交通安全、健康祈願、などの思いを込めて突かれたのでしょう~!鐘の音が淡雪の中に余韻を残し山々に響いていました

                       「美濃の清水寺」


この本堂は懸崖入母屋造り、桧皮葺で山頂傾斜地の岩盤に立ち前方は舞台造りで京都の清水寺に似ています。美濃の清水寺として知られています。雪の降る中、見上げる本堂は自然と一体になり幽境の時、。古刹が醸し出す侘び、寂びの世界でした。一言、「京都の清水寺は外国人の皆さん方が押し寄せていますが、美濃の清水寺は落ち着いた古刹ですよ」寺の始まりは仁徳天皇の時代。飛騨の国に両面宿儺という豪族がいました。両面宿儺は顔が二つ、手足が四本ある傑物で、京の都からの帰りにこの地で龍が暴れて近郷の住民が困っていることを聞き、龍を退散させてこの地に寺を開創したと言われています (諸説あり)。両面宿儺、宿儺かぼちゃと覚えると分かりやすいですね。

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