今年度の最後を締めくくるふれあいの森散策会です。暖かく絶好の好天に恵まれて、子供さんも含めて26名の方に参加していただけました。
ミツマタ
お札に使われる和紙の原料となるミツマタです。ジンチョウゲの仲間なのでジンチョウゲによく似た花姿でいい香りがします。5日前のサクラの開花宣言を待っていたかのように、ふれあいの森では一斉にいろいろな花が咲き始めました。時間が限られた中で出来るだけたくさんの花を見てもらえるように、歩くのを急かしてしまって申し訳ない次第です。
ムラサキケマン
先週は見られなかったムラサキケマンが咲いていました。先の方の花はまだ開き切らず真っ直ぐ上を向いています。
アオキ雄花(2)
ふれあいの森ではたくさん見られる雌雄異株のアオキです。雄花が咲き始めました。エビ茶色の不思議な色で、折り紙で折ったような形、クレヨンで描いたような雄しべがみえます。雌株は昨年の赤い実が目立ち、雌花はまだツボミです。
シデコブシ
うすくピンクがかったシデコブシです。今まさに見ごろとなりました。ふれあいの森では植栽されたものですが、自生するものは東海地方の一部にしかなく絶滅が危惧されています。
ん!!臭い!!
「なんか匂ってきたよ~」と声があがりました。この匂いはオジン臭いかオバン臭いか?大笑いしてから、ヒサカキの花の匂いを嗅ぎながら、エドヒガンの満開のサクラの下をくぐりぬけ、ショウジョウバカマのかんざしを楽しんだ後、山道を登り始めました。
スカシダワラ(2)
オマケのスカシダワラです。ヤママユ科クスサンの網目状の繭で中に蛹が見えています。昨秋羽化できなかったものではないでしょうか。今が盛りの花たち、数えてみたら20種近くを紹介できました。ゴミクモやオオカマキリ卵鞘、アズマヒキガエル卵塊のオマケもつきました。
今年度は天候に恵まれず中止になることが多かったですが、最後は無事開催できました。ありがとうございました!来年度もよろしくお願いいたします。次回は4月24日です。