絶好の散策日和の中、各務原自然遺産の森の周りをぐるり一回りする散策です。バッチリのタイミングで紅葉も真っ盛り・・・落ち葉のカサコソも笑い声のようでした。
こんなコースで一回り
遺産の森の学びの家からスタートして、寒洞の池経由で天狗谷遺跡まで行きます。そこから各務原カントリーの北管理道を使わせてもらい、遺産の森まで帰ってくる全行程5.4キロほどの距離です。私の勘違いで9時10分スタートでした。申し訳ありませんでした。
この森には無い筈のシリブカガシが・・・
自生地の北限は京都の保津峡辺りだとか・・・その北限の定説を覆して、ここ遺産の森には沢山のシルブカガシの木が生えています。今盛んにドングリが落ちている所です。ほとんどの方が初めて目にするドングリですので興味津々です。
落ち葉サイコー
見てください!!この落ち葉のジュウタン。天気も良く空気も乾燥しているのか?歩くたびにカサコソと葉音を奏でてくれます。この季節ならではの自然からの贈り物です。
今は花が咲いていないので
テイカカズラを紹介したいのですが、今は花が見られません。ですので絵を書いてきました。写真でも良いのですが絵だと写真の紹介の時より皆さん見てくれます・・・不思議です。今年はテイカカズラの虫瘤の当たり年なのか沢山出来ていますので紹介しました。テイカカズラミサキフクレフシと言います。特派員情報でその虫瘤は紹介してありますのでここでは割愛します。
ユリノキ街道
当案内人仲間では、この散策路を「ユリノキ街道」と呼んでいます。ゴルフ場の南外周周りですがユリノキが沢山植栽されていますのでこの状態の色付きです。当然の事ながら稚樹も出てきています。その内この散策道周りはユリノキばかりになるのではと少し心配している所です。
天狗谷遺跡
最終目的地の天狗谷遺跡です。縄文時代から鎌倉時代までこの辺(各務原須衛地区)りは須恵器の一大生産場所だったようです。地名も現在でも須衛となっています。琵琶湖の3倍ともいわれていた東海湖に流入していた河川が運んで来て堆積した陶土を使って須恵器を作っていたのでしょう。更に京都・奈良まで瓦や須恵器を運んでいた職人さんがシリブカガシを持ち帰って遺産の森辺りに植えたのでは?と言うのが私の推理です。今となっては証明する方法が有りませんので如何ともしがたいのですが太古のロマンを少しは感じてもらえたのでは・・・
各務原カントリークラブのご協力を得て北の管理道を使い遺産の森まで帰ってきました。丁度3時間一寸でした。【毎日新装開店、一期一会の自然散策】です。次回出会いが頂けるなら又お付き合い宜しくお願いいたします。今日はありがとうございました。