「製造工程です」
まずは砂鉄から選りすぐりの鉄分を選び玉鋼を作ります。1kの日本刀を作るのには約10kの玉鋼が必要です。画面上で一番右から左端の日本刀までの工程が一目で見られます。
「ファイヤー」
日本刀が作られ始めたのは奈良時代以前だと言われています。砂鉄を溶かし玉鋼を作りさらに鍛錬を重ねつつ刀を作るのに鉄を溶かす火力が必要です。お茶を沸かす炭火は約800°有名な備長炭は600°で同じ温度が長時間続くので魚などを焼くのに向いていますが、刀つくりには温度が足らないのです。短時間しか燃えないけれど高温が得られる松炭を使用します。炎の色は、暗い赤→赤→オレンジ→黄金色へ、正に炎の芸術です。
「槌打つ響き」
鍛錬場はコンクリートではなくたたき仕上げになっています。ツチを打ち付ける時に反発が強いと良くないからですね・・・こんな所にもそれなりの理由が有ってそのように仕上げてあることがとても良く分かります。玉鋼を伸ばして真ん中に斧で切れ込みを入れさらに打ち付けて・・・この作業をやく15回ほど繰り返して不純物を取り除きながら精錬していきます。約33.000の層が出来上がります。これが世界に誇る【折れず・曲がらず・よく切れる】という理屈では相反する刃物が出来上がるわけです。参加者の方がツチ音で唱歌「村の鍛冶屋」を思い出したとおっしゃって見えましたので、3番を掲載します。戦時中は不適当と削除されたとか・・・
唱歌、村の鍛冶屋
刀はうたねど大鎌小鎌 馬鍬に作鍬(さくぐは) 鋤(すき)よ鉈(なた)よ 平和の打ち物休まずうちて 日毎に戦う 懶惰(らんだ)の敵と
まずは砂鉄から選りすぐりの鉄分を選び玉鋼を作ります。1kの日本刀を作るのには約10kの玉鋼が必要です。画面上で一番右から左端の日本刀までの工程が一目で見られます。
「ファイヤー」
日本刀が作られ始めたのは奈良時代以前だと言われています。砂鉄を溶かし玉鋼を作りさらに鍛錬を重ねつつ刀を作るのに鉄を溶かす火力が必要です。お茶を沸かす炭火は約800°有名な備長炭は600°で同じ温度が長時間続くので魚などを焼くのに向いていますが、刀つくりには温度が足らないのです。短時間しか燃えないけれど高温が得られる松炭を使用します。炎の色は、暗い赤→赤→オレンジ→黄金色へ、正に炎の芸術です。
「槌打つ響き」
鍛錬場はコンクリートではなくたたき仕上げになっています。ツチを打ち付ける時に反発が強いと良くないからですね・・・こんな所にもそれなりの理由が有ってそのように仕上げてあることがとても良く分かります。玉鋼を伸ばして真ん中に斧で切れ込みを入れさらに打ち付けて・・・この作業をやく15回ほど繰り返して不純物を取り除きながら精錬していきます。約33.000の層が出来上がります。これが世界に誇る【折れず・曲がらず・よく切れる】という理屈では相反する刃物が出来上がるわけです。参加者の方がツチ音で唱歌「村の鍛冶屋」を思い出したとおっしゃって見えましたので、3番を掲載します。戦時中は不適当と削除されたとか・・・
唱歌、村の鍛冶屋
刀はうたねど大鎌小鎌 馬鍬に作鍬(さくぐは) 鋤(すき)よ鉈(なた)よ 平和の打ち物休まずうちて 日毎に戦う 懶惰(らんだ)の敵と