思惟石

懈怠石のパスワード忘れたので改めて開設しました。

文庫の値段…

2019-11-28 11:28:23 | 日記
野上弥生子の『秀吉と利休』を読んでるんですが。

読めども読めども、ページがすすまない…。

内容の問題ではなくて、私がちょっと古い中公文庫で読んでいるからです。
級数がめっちゃ小さい頃の。
1ページの密度が、ものすごい高いやつ。

これ、いまどきの字詰めにしたら上下巻くらいいくんじゃないのか?
ふと思いついて裏表紙を見たら、定価500円だった。
…や、安い!っ!!
野上弥生子の一文字の値段、いくらですか!!!

古い中公文庫って本当に密度高いですよね。
読む人間としては、コスパ高すぎでありがたかったですが。
学生時代には本当にお世話になりました。
(岩波文庫も密度高かった気がする。あと価格がページ数で目に見えて違う。
 学生時代はお金がないから、薄さでチョイスして買ってました。
 『春琴抄』とか、『方法序説』とか…)

ちなみにいま読んでいるのは昭和46年初版のやつで、
昭和63年(1988)13版、定価500円。

調べてみたら、1996年(大河ドラマ『秀吉』の年)に
改めて出版された中公文庫版は定価1300円でした。

おお、たった8年で価格が2倍以上に…。
と、条件反射的に驚いてしまいましたが、
適正価格になった気もするな。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『アンドロイドは電気羊の夢... | トップ | 【読書メモ】2011年12月 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事