思惟石

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犀川先生にもやっとした話し(古い)

2016-03-10 13:38:34 | 日記
はじめて森博嗣の本を読んだのは
高校1年くらいだったと思います。
兄が買った「すべてがFになる」を読んだのでした。

そのころすでに、自分の得意科目が数学と物理(のみ)であり
必然的に進路は理系だと自覚していたのですが
「すべてがFになる」を読んで、
理系の大学ってややこしいことばっかり考えて
大変そうなんだなあ…と感じたことを覚えています。

それはさておき。
私の中のイメージとして
犀川先生は、おっさんでした。

女子高生(当時の私ですよ)にとっては、
研究室を持っている助教授なんて想像のはるか彼方。
自分たちとは最もかけはなれた存在。
おっさん、です。

火曜サスペンスでよれよれのコート着てる
おっさん刑事みたいのを想像していました。
ちなみに私の脳内犀川先生にもっとも近いビジュアルは
小田扉のマンガ(名作!)「マル被警察24時」の赤山。
(わかる人、いますかね)

ともかくそういう第一印象だったので、
以来、犀川先生は一貫しておっさんのイメージで読んでいましたよ。

で、だ。

数年前にドラマ化されたらしいではないですか。
今さらな話題なのは重々承知ですが。
そのころに、本屋で、実写版のカバーを観たのです。
ついでにポスターも観たのです。

犀川先生、おっさんじゃなくね?
ていうかポスター、明らかに恋愛要素が入ってね?
え?そうなの?
そういうお話しだったの?!

私、シリーズ全部読んでいたはずなのに、
恋愛要素があったことに全然気づきませんでした!!!

確かに、萌絵のアプローチがちょこちょこありましたけど、
それって若気の至りというか、ファザコンの延長というか、
ストーリーのオマケかな、と思って完全無視してました。

だって、赤山(マル秘警察24時ね)ですよ!

って思ってましたから!

まさか犀川先生のビジュアルに綾野剛の可能性があるなんて
これっぽっちも想定していませんでしたから!!

ちなみに一作目での先生は32歳だそうです。

高校1年生にとってはおっさんですが、
今の私にとっては若者といって過言ではない年齢でした…。

でもやっぱり納得いかない。

犀川先生と萌絵に恋愛要素は無いんじゃなかろうか。

というか、そこじゃないな。

犀川先生のビジュアル、綾野剛ではないんじゃなかろうか。

これだ。
私の本屋で受けた衝撃と、その後のもやもやの正体。
犀川先生は、やっぱり、赤山です。
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