思惟石

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【読書メモ】2016年9月 ①『ダンス・ダンス・ダンス』

2022-10-14 10:39:39 | 【読書メモ】2016年
<読書メモ 2016年9月 ①>
カッコ内は、2022年現在の補足コメントです。


『ダンス・ダンス・ダンス』村上春樹
以前に読んだのは、20歳ころだったのではなかろうか。
多分、あの頃とはまったく違う読み方なんだろうなと思うけど、
そもそも20歳のころの記憶がないな…。
加齢って怖い。
キキのことはなんとなく覚えてた。
五反田くん、読んでるうちに思い出した。
ユキはまったく記憶になかった(!)。
ノルウェイの森の女の子と混同していたというか。
もうね、主人公がユキに手を出さないかどうかを
ずっとハラハラして読んでましたよ。
私、すっかりおっかさん思考になってしまった。
というか私、主人公の年齢を超えてる!
独特のセリフは読んでいて面白いし小気味好いけど、
たまに、断言する内容とか持論に「若いなあ」と思ってしまった…。
まあ、作者も若かったしね!
羊男はどこに行ってしまったのだろう。
あと、ホテルのフロントの女の子(ユミヨシさん)と、
図書館の司書の女の子も混同していた。
司書の女の子は何に出ていたんだっけ?
一緒にパスタを大量に食べた子。


(折につけて村上作品を再読しているので、
 今ならわかる!言える!
 キキは耳の綺麗な女の子で『羊を巡る冒険』の頃の恋人!
 ユキはクレイジー写真家アメの娘だよ!
 と、偉そうに言うことではないですけど…。
 初読の頃から、アメの恋人のアメリカ人(?)男性が好きだったな。
 片腕で器用に料理をつくる人。
 あとアメの元夫の作家も嫌いじゃなかった。
 「僕」は彼のことを虚仮にしていたけれど。

 そして食欲旺盛な司書さんは
 『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』
 に登場した人でした。
 さすがに覚えてなくて検索してしまった。
 図書館のリファレンス係の女の子で、
 “機関銃で納屋をなぎ倒す”ほどの食欲の持ち主。
 私の脳内では、山盛りパスタを大食いしてるイメージだったんですが
 (記憶が雑である)、
 主人公と二人で行ったイタリアンレストランの夕食が
 すごかったんでした。
 パスタどころか、前菜6皿とメインとリゾットと
 ついでに食後のデザートまで完食してた。
 やばいね。
 今ならそのシーン、ギャル曽根ちゃんの番組を観る感覚で
 微笑ましく再読できそうです。
 中年になって食が細くなったから、
 ごはんをモリモリ食べる人を見ると幸せになるのだ笑)
コメント
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