思惟石

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【読書メモ】2013年1月① ロールシャッハの鮫

2020-04-20 10:10:59 | 【読書メモ】2013年
<読書メモ 2013年1月①>
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。


『ロールシャッハの鮫』スティーヴン・ホール
分厚くて重いので、へろへろ体力で持ち歩くのは大変だった…。
が、面白かった。
訳が良かったのかな。
もう少しネコが活躍しても良かったが。

(邦訳は池田真紀子。
 記憶喪失の主人公、意味深に残されたメッセージ、
 現実と非現実が次第に曖昧になる感覚…。
 って、なんか、あるある設定!ではあるんですが、
 紙面にタイポグラフィ?アスキーアート?が侵入してきて
 そういう視覚的なお遊びも足されています。
 だから分厚いんだけどね!(重かった…)

 意味深な日記に登場する意味深な「元」恋人に振り回される
 主人公エリックと一緒に行動するのが、
 気難しい猫のイアンってのが良いですね。
 『夏への扉』か!

 どうでも良いけど、こういう主人公が翻弄される系SF?
 な設定には猫が似合いますよね。

 『SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと』に出てくる
 非実在犬みたいなのも好きですが、こっちの犬は、
 『ボートの三人男』的というか、日常とブラックユーモアと犬
 というか。

 なんか自分でも何言ってるのかよくわかんなくなってきたけど。

 ちなみに!
 この作者、アメリカの超有名な建築家と同姓同名なんですけど…。
 別人だよね…。

 と思って調べたら、イギリスの作家なんですね。
 1975年生まれ。
 建築家の先生は1947年生まれなので、年齢もだいぶ違う。
 アーティスティックな建築物やドローイングの印象があったので、
 とうとう小説まで書いたのか?!と、ちょっとびっくりしてしまった。
 別人です)
コメント
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