思惟石

懈怠石のパスワード忘れたので改めて開設しました。

村上春樹『騎士団長殺し』(1)

2020-04-01 16:12:27 | 日記
2017年に発表された、そこそこのボリュームの長編です。
このご時世ですし、まとめ読みしよう!
と思って手をつけました。
村上春樹の『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編(上)』

新潮から出版された単行本は
第1部「顕れるイデア編」と
第2部「遷ろうメタファー編」の2冊。

私が読むぞ!と思って(駅でフラリと)買った
新潮文庫版だと、全4冊。

で、これがその「1」。

全何冊に分かれているのかイマイチわからないまま、
まずは一冊読了。

妻と別れた主人公(おなじみの設定!)である肖像画家が
友人の父が遺した辺境の家に仮住まいして、
なんか、不穏なアレコレがはじまったぞ…。
というところまで。

パラレルストーリーがあるとの前情報だったけれど、
そこまで行かなかったので、
さっそく「2(第1部下巻)」を買おうと本屋に寄ったら、
な、なんと!なかった!
村上ラヂオの文庫はあるのに!
川上未映子のインタビュー本はあるのに!
エッセイだけじゃなくて小説を置いてくれ!!
いや、たまたま売り切れていたのかもしれないな。うん。

まあいいや。
私が好きで、私が読めば、それで良いってことです。

とりあえず、どうでもいい感想ですが、
「1」は何かとオペラが出ましたね。
ジャズやクラシックは控えめ。

日本画風の不思議な絵画「騎士団長殺し」は
飛鳥時代の衣装を着た人物が描かれているが、
モチーフはモーツァルトのオペラ『ドン・ジョバンニ』。

オペラも古典日本画も、素養がないからついていくのが大変!
上田秋成が来た!よっしゃ!と思ったら
『雨月物語』ではなく『春雨物語』である。
マイナー路線いくよね!
でもがんばってついていくよ!

というわけで、近所の大型書店で文庫を買うところから始めます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする