思惟石

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【読書メモ】2011年2月 ②

2019-05-23 15:12:19 | 【読書メモ】2011年
<読書メモ 2011年2月 ②>
カッコ内は、2019年現在の補足コメントです。


『乱紋(上)』永井路子
大河ドラマで主役のお江のおはなし。
通説では仲の良い美人三姉妹らしいが、この小説では
お江だけ大した美貌も無い鈍くさい末っ子として書かれている。
おもしろくて一気に読んだけど、
あまりお江を好きになれないのはなぜでしょう。

竜馬のおかげで盛り上がった上司との飲み会にて、
薦められたので素直に読みました。
薦められた本をちゃんと読む私、ちゃんとした社会人だな…)


『天国はまだ遠く』瀬尾まいこ
何もない田舎で都会の女の子が癒される話。
よくありそうな設定だけど、いい。
書き込みすぎてないのがいいのかな。
鶏は絞められない。

(仕事に疲れた23歳女子が山奥の民宿で自殺を図ったものの
 田舎の素朴な暮らしに触れて考えが変わり…
 という、ざっくりプロットだけ読むと、あまりそそられない感じですが。
 そこは瀬尾まいこさんですから。
 お話しそのものは淡々と、するする~っと、進んでいくんですが
 なんだか癒される。なんとなくがんばろうかなって思える。
 ごはん食べてぐっすり寝なくっちゃという気になれます。
 さすがの瀬尾まいこさんです。
 短絡的に恋愛させないところとか、すごく良いですよね。良いんですよ。)


『乱紋(下)』永井路子
やっぱりお江に共感できないまま終わった。おちかにも。
女の描き方が、なんだか浅はかすぎる気がするのだけれど。
書かれた時代の問題?(初版1979年)

(時代というか、相性の問題ではなかろうか。
 どんまい)
コメント
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