~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

21/1/28(木)「阪南市子ども・子育て会議」傍聴しました

2021年01月28日 | 子ども・子育て
夜、「阪南市子ども・子育て会議」でした。
傍聴席には、私と議員お2人、NPO団体代表の方が座りました。
冒頭、事務方から「緊急事態宣言発出の中、席の間隔を開け、換気もして」開催していることが伝えられ、
さらに、
「会議の時間もコンパクトにしたいので、協力をお願い」という言葉がありました。
「会議時間の短縮に協力」って、
「あまり質問や発言をしないで」ということかな、と思うので、
進行の方が心得ておけばいいことだと思いました。
18人の委員のうち10人の出席で、
会議は成立しますが「多様な意見」の交換にはならず、
ここもいつも課題だと感じます。

議案は、
①阪南市子ども・子育て支援事業にかかる施策・事業等の実績報告について
→事前に委員4名からの質問や意見が出されていて、一覧表になっていました。

②特定教育・保育施設における利用定員の設定について
→尾崎幼稚園と尾崎保育所が統合し、民間の認定こども園になることによる定員変更。

③第2期阪南市子ども・子育て支援事業計画の変更について
→結局、これを承認するための会議だった。

「資料2」の実績報告から、「資料3」の「新しい認定こども園の利用定員設定」をし、「資料4」の「事業計画の変更」という流れでの承認ってこと。


その前の、①に関しての委員のみなさんからの質問や意見には、
なかなか納得いく回答はなかったのですが、
とても大切なことを話されていたので、
メモした内容を紹介しておきます。 

●尾崎中学校跡地に開園する認定こども園の工事はまだ始まっていないが、進捗について、地域や保護者への情報提供がほしい。 
→現在、事業者と検討している。

●石田保育所と下荘保育所の統合の時期がわからず、石田保育所への入所に不安を持つ保護者がいる。現在わかっていることを発信してほしい。

↑「令和5年以降〜」では、いつかわからない。
→現在は未定。決まり次第伝えていく。

●コロナ禍の中で、家庭での虐待が増えていると言われているが、阪南市はどうか?
→急増はしていない。関係機関の連携を取り、対応している。虐待予防として、訪問支援をしている。
→保育所、幼稚園では保護者の気持ちのフォローを大切にしている。おたより等で、保護者にメッセージを伝えている。

●虐待のリスクを抱えている家庭は多いと感じる。子どもも、おとなもストレスを抱えている。最初の緊急事態宣言のときも、阪南市の保育所やつどいの広場、子どもNPOはらっぱなどは事業を継続し、行ける場所があることが大切だと実感した。  

●おやこで行ける場所はあるが、親だけで話せる場もほしい。情報がない。参観なども減っている。

●コロナ禍での子育て支援として配布された商品券だが、使える店が少なく、使いにくかった。
→地域経済の振興の効果も狙いだったので、中小規模店での使用になった。今後は検討したい。

●会議や事業の中止で、PTA活動がストップした。活動がストップしたことで、今後「やらなくてもいい」という流れにならないか不安。

●コロナ禍で、学力の格差が生まれている。小学1年生では、音読をしない弊害もある。学校は働き方改革で、学習のフォローや居残りがなくなった。宿題も少ないと感じる。

●学校に相談して解決しない問題について、相談できるところはどこなのか?

●市長のマニフェストにあった「子どもの権利条例」については、どう進んでいくのか?
→現在、調査研究に着手し始めたところ。他市でも3年くらいかけて作っているので、これから進めていく。

本気で考えていかなければならない問題がたくさん出されたと思いました。
引き続き議題にしてほしいと思いましたが、
次の会議は8月ごろとか……。

市民のたくさんの不安や意見に、
しっかり応える阪南市であってほしいです。

最後に、
副委員長の中西先生が、
「実態を正しく把握することが大切」
「組織の横軸を実質的に繋げる『連携』を」
というコメントをされました。
本当に、そこだと思います。