内閣府男女共同参画局からの、
女性の政治参画がなかなか進まず、
アンケート調査への協力依頼。
全国の地方議会議員からランダムに選ばれて、
届いたようです。
女性の政治参画がなかなか進まず、
世界の国々と比べると、
特に政治分野での男女差が大きいことは、
単に「女性議員の数」や「役職につく女性の割合」を上げればいい、という問題ではなく、
日常のあらゆることにおいて、
「対等」の意識が育っていないことが問題なのだと思っています。
そもそも、昭和から平成、令和の時代になってもまだ、
「男女共同参画」とか「女性の活躍」とかいうことばがあること自体、
すでに何十年も変わらない価値観で政治が動いていたということでしょう。
アンケートには、たくさんの質問項目がありましたが、
「女性議員が感じている『障壁』を改善(する法律や改善策を制定)すれば、女性議員が増える(かも)」とでも思っているのだろうかと感じました。
この回答がどう活用されるのか、
興味深いです。
見当違いの対策につながらないことを願います。
大切なのは、
日常の全てにおいて、ジェンダーフリーの感覚を持てるかどうかということ。
たとえば、
●「人間」には力が強い人も弱い人もいる。「女性」には力の弱い人の割合が多いかもしれないが、だからといって「女性は力が弱い」ということにはならない。何キロ以上持てたら「男性」、以下なら「女性」ではないはず。
●「男は〜」「女は〜」と言いがちなすべてのことを、それぞれ個別の個性や特徴として「私の夫は〜」とか「○○さんは〜」とか言い換え、性差として表現しない。
など、小さな心がけだけでも、
意識を変えていくことはできると思います。
阪南市でも、
審議会や委員会等での女性の割合の向上を目指したりしていますが、
幼稚園、保育所、こども園、学校、
妊娠期のパパママ教室、
公民館等での活動でも、
ジェンダーフリーについての学びや体験を基盤にしていってほしいと願います。