~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

20/9/4(金)「女性○○」という表記を、まずなくさないと……

2020年09月04日 | 議員
自民党総裁選挙を巡って、
日々メディアが騒がしいですが、
今日の朝日新聞夕刊は、ちょっと興味を惹かれました。




日本が現在、女性の議員が1割に満たない状況でも、
候補者の一定数を女性に割り当てる「クォーター制」には、
私は賛成ではありません。

数が増えればいい、という問題ではなく、
社会に根強くある差別意識、
ジェンダーに囚われる日常を、
まず、なくすことが必要だと思うからです。

新聞やテレビの報道が率先して、
●「女性○○」という言い方をやめる
→職業に関しては特に、「女子アナ」「女性議員」等、頭に「女性」がつくことが多くて、違和感があります。
●「女子力」なども、女性のイメージを固定化するので使わない。
→同じく「歴女」「相撲女子」なども使わない。

まずは、こんなところからでも、
意識改革は始められると思います。

医学部受験で、
「成績順に合格者を決めると、女子が多くなるから」という理由で、
成績優秀な女性が入学しにくい操作が行われた事件がありましたが、
これは氷山の一角で、
他にもこういった操作が、
「男性だけの決定機関」で決められている現実も、
大きな要因だと思います。

阪南市でも、部長以上に女性がいないので、
議会の理事者席、また、部長以上が参加する会議では、
「男性だけの出席」となっています。

でもこれも、
「男性だけの出席」が問題なのではなく、
その場の男性が、「日常、女性の多くが持つ感覚を持ち合わせていない」ことが問題なのだと思います。

幼児期から、
女の子は「かわいく」、男の子は「カッコイイ」が褒め言葉、
ちょっと元気な女の子は「ボーイッシュ」
学齢期に毎日着用の制服はスカート、
結婚して、子どもができるまではなんとか家事分担ができても、子どもができた途端、女性の負担が増す現実
……
これが当たり前の育ちの過程を見てきた男子が、
「日常、女性の多くが持つ感覚」など、
持ち合わせることは難しいでしょう。

だからこそ、
まずはジェンダーへの意識改革が必要だと思います。
性別へのこだわりをなくすこと、
まずは、商品への「男の子用」「女の子用」の表記をやめる、
親の意識改革のために、
未就学児と関わる居場所スタッフや、幼稚園、保育所、こども園の指導者へのジェンダー意識を持つ研修の徹底など、
幼児期からしっかり取り組んでいくことで、
10年後の政治の世界が、
少し変われるかもしれないと期待します。