予定していた用事がどんどんなくなって、
2003年発行の冊子ですが、
議員になってからも、
時間はあるはずなのに、
家の片づけはちっとも進みません。
山のような資料を、
ゴミと必要なものに分けていたら、
こんな冊子が出てきました。
2003年発行の冊子ですが、
中を開けてみると、
いまだに繰り返される発言と変わらない記事で、
17年の月日が感じられない内容でした。
議員になってからも、
相手の方はあまり意識されていないかもしれませんが、
「今の言葉、私が男性でも言いますか?」と思える対応を感じることがあります。
威圧的な言葉は、
人を萎縮させ、
勇気をもって発言しようと思う気持ちを萎えさせます。
成人になってからの
意識改革はなかなか難しいと思うので、
あらためて乳幼児期からの対応が大切だと感じました。
何気なく発している、年齢に応じての気になる感覚をあげてみます。
(乳幼児期)
●最初に男の子を生んだら、あとはどっちでもいいから、気が楽だね。(男の子は1人はほしい)
●男の子は「かっこいい」、女の子は「かわいい」が褒め言葉。
●「男の子は泣かないの!」
「女の子はやさしく」
●電車や車のおもちゃであそぶ男の子に「やっぱり、男の子だね」。
ままごとであそぶ男の子には「大丈夫?」。女の子だと、「お料理作って!」
●「女の子とばっかりあそんで、大丈夫かなあ(男らしくない)」(逆もある)
(学童期)
●理科系が得意な女子は「すごいね」
●小学校→中学校→高校→大学と進むほど、女性教員の割合が減る。
●男の子向けのアニメやヒーローものでは、女の子は紅一点。
●男の子にはスポーツをさせたい願望。
(社会・家庭)
●「女子アナ」「女性○○」などの呼び方
●「美人すぎる○○」という評価
●「女子力」「女性ならではの視点」という狭い価値観
●未婚の女子に「いい人見つけないと!」
●結婚している人に「お子さんは?」
ジェンダーフリーの感覚を持つことは、
子どもや高齢者、障がいを持つ人など、
弱い立場の人への人権意識にもつながります。
たくさんの可能性を持つ子どもたちが、
本当に自分のチカラを生かしていけるよう、
ジェンダーフリーへの発信も継続していきたいです。