~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

20/3/27(金)「ともに生きる」ということ

2020年03月27日 | まちづくり・市民活動
4年前、まちの情報紙に、
子育てに関するコラムを掲載させていただいていて、
そこにも書いたことがあるのですが、
阪南市に引っ越してくる前、
長女がまだ小学生だったころ、
毎年夏に、障がいを持つ子といっしょのお泊り会をしていました。

子どもたちには特に障がいの説明をせずにいっしょにあそぶので、
トラブルが続出します。

かくれんぼや鬼ごっこが成立しないことに腹を立て、
1つしかないブランコなのに、
ブランコに執着する子がいて交代してもらえないときには、
真剣に怒りまくっていました。
親たちは、ただただ見守るのですが、
夕食が終わって夜寝るころになると、
何となく空気が変わってきます。

ブランコに乗りたい子たちは、
明日のブランコのための対策を相談して、
初めは「ブランコしようって誘って、いっぱい押して、怖がらせて、泣かせて降りるって言わせよう」と言っていたのが、
「かわいそう」
「怖がらなかったら?」
「おかあさんたちに怒られる」など、
話し合ううちに「ブランコに乗りたい子の気をそらす係を作り、その間にブランコに乗る」作戦に変わっていたりするのです。

お泊まり会に参加したのは、
自分の子に、「障がい」を理解してほしいという気持ちがあったからでしたが、
子どもたちは、
障がいがあるなしではなく、
その場その場で「目の前の相手をどう理解し、どう対応すればいいか」を考える柔軟さを持っていると感じました。

先日、
2016年に起きた、神奈川やまゆり園事件の判決が出されましたが、
幼児期から日常的にさまざまな状況の子たちがいっしょに生活する場の体験があるかないかは、
その後「相手を受け入れ、ともに生きる」人になれるかどうかに大きく影響してくると思いました。

横並びの中での教育や生活ではなく、
さまざまな育ちや環境の人たちが、
知り合い、認めあい、助け合って暮らしあう地域でありたいと思います。

この春、
「ともに生きる たんぽぽの会」という会が生まれます。
障がいをもつ、すでに中年の域に入る
子どもをもつ親たちが、
親亡き後に不安を持たずに安心して暮らせる社会を目指して、
活動を始めます。

微力ではありますが、
賛同、参加させていただきたいと思っています。