~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

20/3/24(火)「第5回阪南市子ども・子育て会議」でした。

2020年03月24日 | 子ども・子育て
夜、「第5回子ども・子育て会議」でした。
この時期の開催ということで、
全員がマスク着用、
アルコールで手指消毒、
部屋の換気をした上での開催でした。

今日は、この1年をかけて話し合われてきた「第2期阪南市子ども・子育て支援事業計画(案)」の最終確認と、
平成30年度の「阪南市子ども・子育て支援事業計画の施策・事業等にかかる実績等取りまとめ表」の確認が議題でした。


なかなか詳細がわかりにくい「実績の取りまとめ」や「事業計画」なのですが、
「これは国から義務づけられた『事業計画』で、実際の事業は市の『実施計画』で具体化される」といった説明で、
「さまざまな縛りのある『事業計画』なので、これ以上は具体化できない」→「だから、これで答申としてほしい」という提案に、特に質問もなく終了、というのが、よくある流れです。

でも、今日の会議では、
これからの計画の進め方について、
とても有意義な意見がいくつも出されていました。
委員長のコメントや私の意見も入れての
報告です。

●ラウンドテーブルについて
今年度は2回の予定だったが、1回の実施。11月に、公立私立すべての幼稚園・保育所・認定こども園からの参加で開催。
→卜田委員長から、「どのように進んでいるか、何らかの形で、どんな内容かの報告を今後はしてほしい」というコメント。

●相談事業では、市民の悩みが大きくなる前に相談できるよう、NPOとの協働などを進めていってはどうか、という意見
→私も、議会の質問では、繰り返し主張しているが、行政は「専門家」へのこだわりがあり、「市民が『まず誰かに話す』ことの大切さ」にはなかなか動いてもらえないと感じているので、今後に期待したい。

●幼稚園の預かり保育では、預かりの先生不足がある。
→募集はしているのだが、保育士が足りていない現状という回答。

●公園やあそび場について
市民アンケートや団体の聞き取りで要望の高い「あそび場」について、計画では何も触れていない。子どもには「あそび」が大切だということをしっかり示してほしいし、市として形にしてほしい。
→同感です!

●園児・学齢期の子どもの居場所について
幼児期については施設や事業があるが、園児・学齢期の子どもの居場所は、NPOに委託されている事業だけで、それだけでは足りない。
→卜田委員長からも、今後の課題として、とのコメント。

●小学生以上の子どもの保護者の居場所も必要だ。
→NPOが主催している「こどもセンター」に触れてほしかったが、まだまだ認知ができていないと感じた。

●発達に不安があるお子さんを持つ保護者の方への対応なども、施策として示してほしい。
→個々への対応には「柔軟さ」が求められる。市としてどこがどう取り組むのか、期待したい。

●資料として入れている「子どもの権利条約」について、たとえば第3条など、一般に使われている「子どもの最善の利益」という表現を使えないか?
→さまざまな資料を検討しての表現だか、再度検討は可能、という回答。
ぜひ、より分かりやすいことばを選んでほしいと思う。

すべてではありませんが、
こんな意見が出されていました。

会議冒頭では、
尾崎保育所と尾崎幼稚園が統合されて新設される、
私立認定こども園について、
3月19日に締め切られたはずなので、
「応募事業者があったかどうか」という委員の質問に対し、
「この場では答えられない」という回答がありました。
市民にとって、
また、関係する地域にとって、
「応募があったのかどうか」は大きな関心事です。
市民への適切な情報提供をお願いしたいと思いました。