鮎川俊介の「幕末・明治の日本を歩く」

渡辺崋山や中江兆民を中心に、幕末・明治の日本を旅行記や古写真、研究書などをもとにして歩き、その取材旅行の報告を行います。

2011.12月取材旅行「成田および佐倉」 その1

2011-12-11 06:34:21 | Weblog
JR千葉駅で乗り換えて、JR総武本線からJR成田線に入って行く普通電車に、今年は何回乗っただろう。帰りも乗っているから、その沿線風景は、かなり馴染み深いものになったような気がする。JR佐倉駅までは総武本線で、その先からJR成田線となって、成田駅や佐原駅などを経て銚子駅手前の松岸駅まで続くのがJR成田線。またJR常磐線の我孫子駅から成田駅まで続いている路線も、我孫子支線と呼ばれるJR成田線で、木下(きおろし)街道を歩いて木下(きおろし)駅から乗った路線がそのJR成田線の我孫子支線。利根川堤防上を歩いて、滑河(なめがわ)駅から千葉行きの電車を利用したのが、松岸駅と佐倉駅を結ぶJR成田線に乗った最初かも知れない。その時の、両側に広がる水田の真ん中を疾走する電車の車窓からの眺めは感動的でした。その感動は、総武本線の千葉駅から成田や銚子方面へ行く場合においてなおさらでした。JR四街道駅を過ぎ、JR物井駅の手前あたりから、それまで続いてきた新興住宅街はいきなり途切れ、車窓の両側に田んぼが広がってきます。この田んぼの広がりとその四季折々の変化が、私にとってはこの路線の最大の魅力でした。今回は、この路線で気になっていた成田と佐倉を取材することにしました。以下、その報告です。 . . . 本文を読む