キランソウは低山の麓や、人里の湿った石垣などに普通に生えるシソ科の多年草で
山野草に少しでも興味のある人には比較的、馴染みの深い植物だと思います。
和名の漢字表記では、「金襴草」と「金瘡小草」の2種類が使われています。
和名の意味ははっきりしませんが、”キランソウ”と読めるのは前者の方で、金瘡小草は
漢方薬としての薬効を強調した名前のようです。
一説によると、この植物の薬効は驚くべきもので、一度は死にかけた病人も生き返ると
いう意味から「ジゴクノカマノフタ」という別名があります。
まあ、それ程の効果があるかどうかは別にして、主な薬効としては鎮咳、去痰、腫れ止め
虫さされ等で、生薬名では全草を乾燥させたものを「筋骨草」と呼んでいます。
キランソウ<シソ科 キランソウ属> 多年草
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