山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

クコ(枸杞)

2009-10-24 17:42:37 | 植物(木本)
木津川河川敷の砂地に自生するクコの木に赤い実が付き始めました。

8月頃から咲き始めた、紫色の小さな花もまだ少し残っています。

このクコは、東アジアに広く分布するナス科の小低木で、果実は滋養強壮効果のある

食材として、薬膳料理などでもよく使われます。

また実を洗って乾燥させたものを、急須に入れて熱湯をそそぐと、クコ茶として楽しめ、

独特の風味がある上、肝機能強化、疲労回復、視力改善などの効果があるそうです。

中国が原産地で平安時代に渡来したそうですが、その頃からすでに健康によいお茶として

飲まれていたようです。



クコ<ナス科 クコ属>






この様な、花と実のツーショットが見られるのは今だけ



実は甘くて美味しい。そのままでも食べられます。
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2 コメント

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よく見かけます (「大」@安達太良山麓)
2009-10-26 16:01:35
周囲が茶色になってから赤い実はよく目にします。
彩りの少ない季節の貴重な赤ですネ。
昨日は会津の金山町で鈴なりになっている山ナシを見つけました。
食べると少し渋いのですが、山の味がしますよね。
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果実酒 (やまぼうし)
2009-10-26 20:05:28
クコはいまが丁度、実の採取時期です。実を数日間干し広げてにおいを取ります。
しなびるくらいまで干してからホワイトリカーに漬け込んで「クコの酒」を作るのもまたいいですね。
ヤマナシはこちらではあまり見かけませんが宮沢賢治の作品に
「やまなし」という短編があるところを見ると東北地方には多いようですね。

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