山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

カワラナデシコ(河原撫子)

2009-07-14 06:41:47 | 双子葉離弁花

カワラナデシコ<ナデシコ科 ナデシコ属>

木津川の土手にカワラナデシコが咲きはじめました。

秋の七草の一つに数えられていますが、古名は「常夏」で

花期は6~10月、かなり長い期間を咲き続けます。

万葉集や源氏物語にも登場し、和歌として詠まれているように

古い時代から日本にある在来種で、単にナデシコと言えば本種を指します。

また、中国から平安時代に渡来した唐撫子と区別するため、大和撫子とも呼ばれたこともあり

こちらは日本女性の美称ともなっていたようです。

「撫子」というのは、優しく撫ぜたくなるほど可愛い子のことだそうですが、

この繊細で可憐な花を私達の祖先がいかに愛していたかを伺わせる呼び名でもあります。







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2 コメント

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 (wakadori)
2009-07-15 23:35:51
カワラナデシコしっかりしたピンクです。
我が家にもナデシコが咲いていますが、
種類は忘れました。
なんだか一年中咲いているような感じです。
もちろん園芸種ですが。
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大和撫子 (やまぼうし)
2009-07-16 20:11:08
wakadoriさん 今晩わ~
カワラナデシコ、カンカン照りの暑い河原でがんばっています。
それでいて、繊細で上品な姿・・・
大和撫子とも言われるそうです。
外見はひ弱でも、本当はすごく強い花なんですねぇ~

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