山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ネジキ(捩木)

2009-05-21 06:45:07 | 植物(木本)
捩じれているから「ネジキ」、分かり易くて覚え易い名前です。

実際にこの木を見ると、名前の通り幹から細い枝に至るまでことごとく捩じれているのが分かります。

初夏になると、去年枝の葉の脇から総状花序を出し、壷形の白い花を吊り下げますが、一列に並んで咲く

その様子が面白く、庭木としてもよく使われます。

これだけ捩じれていれば、細工物には不向きと思われますが、なんと有名な宮島のしゃもじには、

このネジキで作られたものがあるそうです。

葉はアンドロメドトキシンなどの有毒成分を含み、牛などの哺乳動物が食べた場合、凡そ

体重の1%程の摂取で死に至ると言われるほど強力です。


ネジキ<ツツジ科 ネジキ属>




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