山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

センダン(栴檀)

2010-05-30 19:48:46 | 植物(木本)
木津川河川敷の雑木林でセンダンの花が見頃を迎えています。

この花の花弁は5枚あり、雄蕊は10個で、濃い紫色の花糸が合着して筒状になった上部の内側に

黄色い葯が見えています。

果実は10月頃に黄色く熟し、葉が落ちた後も枝に残ります。生薬で整腸薬などに使われますが、

「毒をもって毒を制する」類、基本的には有毒で、生の果実7~8個で致死量に達するとも言われています。

食べるのは避けるべきでしょう。

諺にある「栴檀は双葉より芳し」の栴檀はインドネシアから東南アジア原産の香木、白檀(ビャクダン)の

中国名で、本種とは全く別の植物です。

近くに居ても”香り”と言えるほどのものが無いこの植物に「センダン」の名前が付けられた背景は

よく分かりませんが、葉はアメリカセンダングサによく似ています。


センダン <センダン科 センダン属>





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