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山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ケラ(螻蛄)

2015-06-23 16:26:50 | 昆虫

奇妙な姿をしたこの虫はバッタ目コオロギ科に属する昆虫で、ケラ(螻蛄)と呼ばれています。

一般的には”おけら”の名で親しまれていますが、姿に馴染みがないのは、土中でミミズや草の根など

を食べて生活しているからでしょう。

しかし、この時期には水の張られた水田から退避して、地上に姿を現すことがよくあります。

6本の肢の内、前肢はモグラの前足のように平たい形で、土中を掘り進むのに特化しています。

全体の姿を見る限り、とても空中を飛べるようには見えませんが、広げると意外と長い後翅で、空中を

飛んでの移動も可能だそうです。(私は見たことありませんが)

 ケラ <バッタ目 コオロギ科>

さて、ところで競馬などの賭け事に負けて、お財布が空っぽになることを俗に「オケラになる」などと

申しますが、語源はやはり、この虫に由来しているようです。

この虫を前から眺めると両手を挙げてギブアップしている、つまりお手上げ状態に見えるとか?

で・・・実際に前から撮ってみました

ギブアップに見えるかどうかは御判断にお任せするとして、けっこう可愛い顔してますね

競馬に負けてこんな可愛い顔はできんじゃろ???

コメント
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