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山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

咲き乱れる高山植物~中央アルプス

2013-08-07 22:33:03 | Weblog

夏山に咲き乱れる高山植物の花に逢いたくて、凡そ40年ぶりに木曽駒ケ岳を訪れました。

当時は寿司詰め状態の夜行列車で木曽福島駅まで行って、そこから木曽側の2合目まで

タクシーに乗ってアプローチしたものですが、今は高速道路を車で走って中央高速の駒ヶ根 IC

までが京都から約3時間、そこからバスに乗り換えてロープウェイの駅までが30分、ロープウェイに乗ると

僅か7分で標高2612mの千畳敷カールに到着してしまいます。

家を出てから4時間あまりでこんな所まで来れるとは・・・

当時を知る私は、そこに長い歳月の流れというか、登山環境の大きな変化というものを感じました。

まあ、そんな事はさておき、先ずは千畳敷カールに咲き乱れる高山植物の花をご覧ください。

コバイケイソウ<ユリ科 シュロソウ属> 多年草

あまりユリ科の花らしくありませんが、群生する様子は見事です。昨年は全く花を付けなかったので

心配されていたそうですが、今年は例年にない見事な咲きっぷりです。コバイケイソウ
















コバイケイソウ















ハクサンイチゲ<キンポウゲ科 イチリンソウ属>  多年草

漢字では”白山一花”と書き、高山のお花畑に咲く代表的な花の一つで、清楚な白い花がとても印象的です。

背景に見えている黄色い花はシナノキンバイのようです。

ハクサンイチゲ















ハクサンイチゲ














 

チングルマ<バラ科 ダイコンソウ属>  小低木

和名は“稚児車”が転訛したものだそうです。茎の先に径2~3㌢の愛らしい花を1個つけます。

背丈は10㌢ほどですが、茎は木質で樹木に分類されます。チングルマ















チングルマ













 

モミジカラマツ<キンポウゲ科 モミジカラマツ属>  多年草

千畳敷カールでは、コバイケイソウの群落に混じって所々で見られます。和名は掌状に裂けた葉をモミジに

花を落葉松の葉に似ていることに由来しますモミジカラマツ















 ミヤマキンバイ<バラ科 キジムシロ属> 多年草

ミヤマキンバイ















シナノキンバイ<キンポウゲ科 キンバイソウ属>  多年草
シナノキンバイ















ミヤマダイコンソウ<バラ科 ダイコンソウ属>  多年草
ミヤマダイコンソウ















クロユリ<ユリ科 バイモ属>  多年草

元々、北地の草原に生えるユリ科の多年草なので、関西に住む私達には馴染みの薄い花ですが、
千畳敷カールではごく普通に見られます。

クロユリ















チシマギキョウ<キキョウ科 ホタルブクロ属>  多年草

高山の岩石の割れ目や砂礫地に生えるキキョウ科の多年草ですが、如何にも高山植物らしい雰囲気に

高山にやってきた実感が湧いてくる花の一つです。
チシマギキョウ

コメント (2)
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