木曽駒ケ岳の下山後、少し時間に余裕があれば立ち寄ってみたい場所のひとつにロープウェイ乗り場への
シャトルバスが出る菅の台バスセンター近くに天台宗の名刹で、光前寺というお寺があります。
この寺の参道の両脇にある石垣の石と石の間には、普通は中部以北の山岳地帯でしか見られない
準絶滅危惧種のヒカリゴケ(光苔)という珍しい苔を見ることができます。
このヒカリゴケは、その名が示すように、暗い場所でエメラルドグリーンに光っていますが、
それ自体が発光しているのではなく、原糸体に含まれるレンズ細胞が、入ってくる僅かな光を
反射することによって発光しているかのように見えます。
写真中央の石の間にあるのが、そのヒカリゴケですが、光っているのが判るでしょうか?
肉眼でも角度によっては光っているように見えません。
もう少し拡大してみました。
ストロボを使ったほうが判り易かったかもしれません。(反省)
こちらは本尊不動明王を祀った光前寺の本堂、不動明王は秘仏で、もちろん撮影は禁止
こちらは昔、この寺で飼われていたという伝説の強い山犬、早太郎の木造です。こちらは撮影 でした
さて、この早太郎についての伝説ですが、私が説明するより、この説明板を読んで頂くとよくわかります。
実を言うと文章を考えるのが面倒だったりして
境内に咲いていたレンゲショウマ。
小さなランプのような雰囲気の可愛い花です。