山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

フサザクラ (房桜または総桜)

2011-03-31 21:41:32 | 植物(木本)

名は桜でも桜に非ず

谷の源頭や風化花崗岩質の崩壊地で見られる落葉高木です。
名前だけを聞くとサクラの仲間のようですが、バラ科でもサクラ属でもありません。

この樹木は一科一属で、フサザクラ科/フサザクラ属/フサザクラとなります。

この花には、花弁や萼が無く、画像の赤く新芽のように見えているのは、多数の雄蕊で、
葯の長さは6~7㍉ほど、雌蕊も多数あり、柱頭はゴルフのクラブのように膨らみます。

谷や崩壊地など、不安定な場所を好んで生えますが、土石流などで埋もれると、そこで
地上茎を伸ばして再生する強さを備えています。

果実はニレの果実に似た扁平な翼状で、種子は1個、黄褐色に熟すと風に飛ばされます。

フサザクラ <フサザクラ科 フサザクラ属> 落葉高木

  ↓ 画像はクリックで大きくなりますフサザクラ

 

 

 

 

 

 








 

 

 

 

 








 

 

 

 

 

 




 

 

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