つい数日前まで夏の強い日差しを受けていた木津川の土手道、
気が付いたら真赤なヒガンバナが咲いていました。
彼岸に咲く花ヒガンバナ・・・「彼岸」は読んで字の如しで、彼の岸のこと、
岸とは迷いや苦しみのない浄らかな世界のことだそうです。
これの対局にあるのが、「此岸(しがん)」で、煩悩に満ちた汚れた世界のことです。
お彼岸の行事は、仏教信仰と日本人固有の先祖崇拝が融合して生まれたもので、
この日に故人を偲びお墓参りをする習慣が生まれました。
人は皆、一人では生きていけません。
今を無事に生きる私たちは
自分の人生をこれまで支えくれた家族や多くの人たちに感謝しなければなりません。
明日からはいよいよ5連休ですが、「有難う」の心を込めてお墓参りだけは
是非済ましておきたいとものです。
ところでこのヒガンバナのことですが、不思議に思うのは、猛暑にも冷夏にも関係なく
秋のお彼岸にはきっちりと咲いていることです。
ヒガンバナ<ヒガンバナ科 ヒガンバナ属>