山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)の花

2009-07-05 21:38:38 | 双子葉離弁花

ヨウシュヤマゴボウ<ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属> 別名アメリカヤマゴボウ 

9月の中頃になると実が赤黒く熟し、潰れると手や衣服が汚れることで敬遠されるヤマゴボウ

しかし花の時期の今なら話は別、よくよく見ると形も色も中々のものです。

別名が示す通り、北米原産の帰化植物で、明治の初めに輸入され、栽培されていました。

果汁は強い染料で手や衣服に付くと簡単にはとれません、このため原産地アメリカではインクベリー

と呼ばれ、ワインの着色料として使われていましたが、有毒性があるため今は使われていません。

市街地の空き地や河川敷、都市に近い低山などで雑草化し、都市近辺の低山歩き

などで見られるヤマゴボウのほとんどが本種です。

花には花弁がなく、5個の赤味を帯びた白色の蕚片が花弁のように見えます。

尚、在来種にはヤマゴボウとマルミノヤマゴボウがあります。



コメント (2)
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