ヨウシュヤマゴボウ<ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属> 別名アメリカヤマゴボウ
9月の中頃になると実が赤黒く熟し、潰れると手や衣服が汚れることで敬遠されるヤマゴボウ
しかし花の時期の今なら話は別、よくよく見ると形も色も中々のものです。
別名が示す通り、北米原産の帰化植物で、明治の初めに輸入され、栽培されていました。
果汁は強い染料で手や衣服に付くと簡単にはとれません、このため原産地アメリカではインクベリー
と呼ばれ、ワインの着色料として使われていましたが、有毒性があるため今は使われていません。
市街地の空き地や河川敷、都市に近い低山などで雑草化し、都市近辺の低山歩き
などで見られるヤマゴボウのほとんどが本種です。
花には花弁がなく、5個の赤味を帯びた白色の蕚片が花弁のように見えます。
尚、在来種にはヤマゴボウとマルミノヤマゴボウがあります。