明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

新体制で臨んだ、春の都大会を振り返る -日大三高野球部2023-

2023年06月20日 | 高校野球
先週の土曜、夏の高校野球・東西東京大会の抽選が行われ、組み合わせが決定。
本日20日には、開始時間と使用球場も確定。今年もまた、甲子園出場をかけた、熱き戦いが繰り広げられる。
我が母校・日大三は第一シードで、トーナメントの左上の位置に入ったものの…語尾を濁す理由は文末で。

夏大会の展望を語る前に、今春の都大会での戦いぶりについて、ごく簡単に振り返ってみる。
小倉全由監督が勇退し、三木有造新監督・白窪秀史助監督・中島健人部長の新体制で臨む公式戦。
三木(前部長)と白窪(前コーチ、ヘッド格)は内部昇格、中島は08年度チームの主将で、今年から三高スタッフに。

シードの日大三は2回戦から登場し、相手は都立青山。春大会の試合はすべて八王子球場。
例年より開花が早かったため、八王子球場の桜は、満開時期を過ぎていた。


春季東京都大会2回戦 日大三11-1都青山 ※5回コールド


相手には悪いが、試合前の練習を見た時点で、圧勝が予想できた。
本来ならば20-0で勝たねばならぬ実力差はあり、特に2回表の失点にはガッカリした。
卓球の場合、1ゲーム11点マッチで10-0で勝っている側は、相手にわざと1点を与える、謎の配慮があるそうだが、
三高野球部もその配慮をしたのか。ちなみにエラーなどのミスはなく、きっちりタイムリーを打たれていた(苦笑)。

スポーツ報知サイトに、初戦突破した三木新監督の談話が載っていたので転記。
「緊張しましたね。でもそんなに変わらずにできたかな(中略)
小倉が土台をしっかり作ってくれていますので、それを続けていきながら、継続しながら。
小倉が本当にいい伝統、歴史を残してくれているんで。自分はそれをつないでいこうかなと思っています」


21世紀以降は、会社組織に属しておらず、ビジネスマナーは詳しくない私だが、
【他社の人間に対しては、目上だろうが社長だろうが、敬称を略す】ことぐらいは知っている。
上記三木監督の場合も、言葉遣いは間違っていないのだろうが、
“小倉”と2度も呼び捨てしていることは、前監督の支持者として、どうもシャクにさわる。
ちなみに三木さんは以前から、我々ファンには敬語を使わない。こっちは敬語で話しかけているのに、である。
個々の主義・方針もあるだろうし、部外者と一定の距離を作ることも否定はしないが、
私のような風貌の冴えない人間からも、声を掛けられた際は決して無視をせず、わざわざ脱帽し、
「(応援)ありがとうございます」と敬語で返答してくれていた、前監督と比較してしまうと、やはり不満が残る。
なお、念のため調べてみたら、週刊ベースボールオンラインの記事も呼び捨てだったが、
日刊スポーツの同記事では「小倉さん」と表記されていた。日刊が気を遣い、敬称を付けたと思われる。

3回戦は、初戦の4日後であったが、バックスクリーン奥の桜は、だいぶ散ってしまっていた。


スコアボードが写っていたので、結果を記載。
春季東京都大会3回戦 日大三6-1実践学園


相手がエラーを3個しているし、コールドで終わらせてほしかった。
なお、この勝利でベスト16に進出したことで、夏大会のシード権を獲得した。

4回戦は、対戦相手と予想していた国学院久我山を、15-8で破った共栄学園との試合。
実績校から大量得点を奪っている、侮れない相手だったが、試合前に部員の大半がインフルエンザに感染。
結果は大勝となったが、相手が万全な状態ならば、もっと点差は詰まっていたのではないか。
春季東京都大会4回戦 日大三14-2共栄学園 ※7回コールド


準々決勝の相手は、秋大会ベスト16の佼成学園と、同ベスト8の日体大荏原を破った、東京成徳大高。
次は同ベスト4の三高を撃破…とはいかないのが、我が母校の伝統の力。
春季東京都大会準々決勝 日大三9-3東京成徳大高


2回までに7点を奪ったのに、相手に付き合うように、9回までやってしまった。
これまでの試合もそうだったが、常にセーフティリードを保っているため、淡々とプレイをしている印象。
たとえ優勢であっても、守備陣やベンチがもっと声を出し、気合の入った試合を見せてほしいのだが。

迎えた準決勝は、日大三-関東一、帝京-早稲田実業という好カードとなり、早朝から客が殺到。
試合開始30分前に入場した私は、いつものバックネット裏に空席がなく、外野の芝生席で観戦するハメに。


関東一との試合では、結構微妙なストライク判定もあったが、この位置からは判断できぬ。
しかも、途中から私のすぐ背後の通路で、第2試合に出場する早実の連中が、準備運動を始めた。
ダッシュのついでに、アンチ早実の私を蹴とばすかもしれないので(←しねえよ)、再度内野席へ移動し、通路から観戦した。
試合は、それまでの試合のように、淡々と試合は進み、3点ビハインドで最終回へ。
代打佐々木のあわや2ラン、と思われた大飛球もあったが、結局無得点で試合終了。


春季都大会準決勝 対関東一戦
三000010000→1
関01000120×→4


ベスト4敗退となり、上位2チームに与えられる、春季関東大会の出場権を逃した。
今年は神奈川開催なので、横浜スタジアムでの試合だったら、帰りに桜木町の『三陽』に寄るつもりだったのに。

※6年前のお店外観。現在もさほど変化はない模様

関東大会や三陽はさておき、春大会の三高について、以下で感想を述べる。

春先の練習試合でも感じていたが、昨秋からの成長はあまり見受けられず。
秋は試合出場がなかった新戦力では、左腕の谷亀和希が公式登板戦を果たし、9イニングで1失点と、まずまずの内容。
17年チームのエース・櫻井周斗級(現ベイスターズ)との噂もあったが、残念ながら、彼の域までは達しておらず。
とはいえ、まだ2年生なので今後の伸びしろには期待できる。なお、彼の同学年のベンチ入りは、秋の時点で4人いたが、
春は谷亀と畠山将豪のふたりだけに。夏が終わり、3年生が抜けたらキツいぞ。

エース安田虎汰郎は、球威が増したように見えたが、球速は2キロくらいしか速くなっていない。
現状はMAX137程度、制球力があるので大崩れはしないが、強豪校に通用するかは疑問。
背番号10の増田竜輝をもっと使ってほしいのだが、昨秋からの安田偏重主義は変わらず。
打線は、先頭打者の古賀也真人は、春大会序盤はヒットを連発も、後半は尻すぼみ。
秋の東海大菅生戦で2ランを放った、池内仁海は11打席連続出塁など今春も好調。
完全にレギュラーの座をつかみ、主将の二宮士とともに、高打率でチームを牽引した。
ただ、他の打者は好不調にムラがあり、打順やスタメンも、毎試合のように変わる。
私が最も注目していた、身長190超の針金侑良も、春はほとんど出番がなし。
ついでに、三木監督の采配も、小倉監督時代からの変化は特になし。まあ、長年一緒にやってきたからね。

新戦力の台頭はなくても、ベスト4まで勝ち上がったのだから、実力はあるのだろう。
私が気になるのは、何度も繰り返したように、淡々とこなしているように見えるプレイスタイル
声が出ていないせいか、どことなく余裕を感じるというか、貪欲に勝ちに行こうという姿勢が見受けられない。
そういえば準決勝では、ピッチャーフライを打ち上げた直後、打席から出ずに打球を見上げている選手がいた。
フライでもゴロでも、明らかにアウトだろうと、フェアゾーンに打球が飛んだら一塁へ走らなくちゃダメだ。
案の定、バックネット裏のおっさん客に「走れよ!」と怒られていた。春大会の時期は、球場での声出しはNGなのだが。
投げる、打つ、守る、走る、はある程度できているし、伝統の強さもある。足りないのは、声、気迫、熱量か。
大黒摩季さんの歌じゃないけど、三高球児よ、もっともっと熱くなれ!

冒頭で書いたように、夏大会の組み合わせは決定している。こちらをクリックすれば、高野連HPのトーナメント表に飛ぶ。
昨年の秋から、二宮主将のクジ運の悪さを指摘したきたが、今夏はよりによって、21世紀では最悪のクジである。
組み合わせも含め、西東京大会の展望については、開幕前にまた改めて語りたい。
近日中に三高の練習試合を観戦する予定なので、今回は触れられなかった、新戦力を紹介できる…かも。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 真心を込めて50周年 八幡山... | トップ | 新宿御苑前の「新.東京うどん... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

高校野球」カテゴリの最新記事