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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

世田谷区・千歳烏山駅付近の飲食店

2023年02月06日 | 飲食店まとめ
地元図書館にはない書籍が多く(特にプロレス関連)、昨年2月から通い続けている世田谷区の図書館。
つい最近も、予約していた図書が私の順番になったので、ありがたく借りてきた。

※天龍源一郎著「俺が戦った 真に強かった男」青春出版社発行

以前も書いたように、世田谷区の財産である書籍を、立川市民が無料で楽しむのは申しわけないので、
帰りは必ず、区内で食事や買い物をし、お金を落とすようにしている。
最近は、京王線千歳烏山駅近くの烏山図書館を利用しているので、立ち寄るのも当然、同駅周辺が多くなる。
もっとも利用回数が多いのは、厚焼玉子のテイクアウト専門店『祖仁』さんだ。


今回は、過去に立ち寄った千歳烏山駅付近のお店から、ブログ未掲載の4軒を紹介してみることに。
無名ブログゆえ(泣)、宣伝効果はあまり期待できないが、少しでも世田谷区のお役に立てれば幸いである。

飲食店で一番のお気に入りだった、安ウマ中華そば店の『榮じ』さんは、残念ながら閉店してしまったが、
ほぼ斜めの位置にある『中華そばTORICO(鷄虜)』は、現在も営業中。
上記店名表記はお店ツイッターによるもので、以降はトリコと呼ばせていただく。
店内はおしゃれなたたずまいで、着席すると、下記のような食材の詳細を記した貼紙も。明らかに個人店っぽくない。

※その後リニューアルしたようなので、現在とは異なるかも

帰宅後に調べたら、母体のグループはトリコとは別名のラーメン屋を、都内に数店舗展開しているらしい。
私が注文したのは、ベーシックな「中華そば」780円で、現在は800円。


麗しい見た目に、長い穂先メンマと低温調理チャーシュー。私の苦手な部類のラーメンである。
横アングルも撮影。身勝手な悪印象に反し、丼に近付くといい匂いがする。


まずはレンゲでスープをひと口…おお、ウマいぞ。
私の地元にも、似たようなコンセプトの鶏出汁ラーメンを出すお店があるのだが、 ※『チキント』『おや麺』とは別の店
そちらは鶏の旨味だけでなく、臭みもバッチリ引き出しているため、食べるのがツラかったのだが、
トリコさんのスープは臭みなど皆無で、鶏と醤油の旨味が口内に広がる
厳選小麦で打った麺は、歯応えも茹で具合もちょうどよく、長くて意識高い(?)メンマも美味しい。


唯一、チャーシューはあまり気に入らなかったが、これは単なる私の好みである。
武蔵村山『満月うどん』のときにも書いたが、チャーシューは醤油で炊くのが一番ウマいと思うんだけどなあ。
接客も悪くなく、店内も清潔、しかも駅チカ(徒歩約30秒)。これは人気が出て当然である。
さっき記したように、リニューアルして味やメニューも変わったようなので、再訪して確かめなくては。

ラーメンの次は中華食堂を。新旧いろいろあるようだが、私は旧=歴史あるお店が好きなので、
下記のように、外観がいかにも昭和な『大勝軒』へ。


こちらは有名な丸長・東池袋系でも、永福町系でもなく、中華食堂の人形町系との噂。
「ラーメン」など麺類だけでなく、「チャーハン」や「レバニライタメ」などの一品料理も用意している。
働いているのは、お年を召されたご夫妻と、息子さんくらいの年齢の男性店員。
旦那さんと奥さんは客席で休憩しており、調理はほとんど息子風店員が担当していた。
お水を持ってきてくれたお母さんに、ビールと餃子を頼んだところ、「餃子は今やってないの」とのこと。
確かに、壁のメニュー札に「餃子」が見当たらない。なので同じ点心類のワンタンに変更。
すぐに「ビール」が登場。キリン一番搾りの中瓶がお新香付きで450円。現在ではかなりの安価だろう。


数分後、醤油ワンタンメンの麺抜き=「ワンタン」550円が登場。


メンマ、ナルトにネギ、そして小さいけれど、ノリとチャーシューも入っている。
醤油味のスープは薄口で、濃い味に慣れた若い世代には、物足りなく感じるかもしれない。
一方、メインのワンタンには、肉がちゃんと入っている


これまた若い世代は驚くかもしれないが、昭和の時代は、具入りワンタンは貴重であった(※あくまで個人の感想)。
飲み食いを終えたのは18時を過ぎた頃。シメの食事も注文したかったのだが、
大勝軒さんは19時が閉店時間。先述したようにご夫妻は休憩モードで、男性店員が作ったまかないを食べている。
そのうち、男性店員は自身のまかない(ヤキソバ?)を調理し、厨房内で食べ始めたので、
さすがに追加オーダーは遠慮し(苦笑)お会計。次回訪問時は、塩味の「タンメン」550円を食べてみたいな。
ちなみに、翌日は母校野球部の公式戦があったのだが、大勝軒さんでの食事がゲン担ぎになったのか、
後輩たちが見事に大勝したことを報告しておく。

※ただし、初回のエラーによる2失点にはムカついた

後日、大勝軒さんで望んだ餃子を、近くの専門店で食べることに。お店の名前は『餃子てんほう!』
店主は神戸三宮の専門店『ぼんてん』出身で、当初は八王子で開業し、千歳烏山に移転したそうだ。

※ぼんてんの餃子。このときに少しだけ触れている

料理メニューはこちら。専門店だけあって少数精鋭だ。


オーダーしたのは、「キリンビール(中瓶)」550円に、「焼餃子」と「水餃子」各420円。
作り置きせず、注文を受けてから具材を包むので、ちょっと待たされてから登場。こちらが焼餃子で、


こちらが水餃子。修行元と同様、サイズはやや小ぶり。


卓上に醤油はなく、お店特製のポン酢と、神戸餃子らしく味噌ダレで食べる。


餃子好きのくせに酢が苦手な私は、味噌ダレで食べてみたが、味噌ダレにも酸味があった…(嘆)。
せっかくなので、ネギ入りのポン酢も試したところ、こちらの酸味はクセがなく、むしろ爽やかで餃子と好相性。
酢や酸っぱいモノは好きになれない私だが、てんほう!さんのポン酢は気に入ったよ。
餃子自体も、肉と野菜のバランスが適度で食べやすい。ひとつだけ、皮を開いて中身を確認。


一般的な餃子、たとえば『餃子の王将』と比べると、2/3くらいの重量で、元々の食感も軽いため、
30個くらいはペロリとイケそうだが、30個=5人前頼むと2千円を超えるので、注意が必要だ。

最後は、つい最近食べてきた、「立喰、そば・うどん 美味カレーライス」のお店『ファミリー』


屋号に反し、食事エリアは狭く、家族連れで訪れるのは難しそうだけど、ちゃんとイスがあったりする。
入店すると、おばちゃんから「いらっしゃい」と声をかけられ、お冷やが提供される。
壁に貼られたメニュー札から、「ミニカレーセット」550円をそばで注文。
半分そばに、半分カレーに乗せるための「コロッケ」100円も頼んだが、残根ながら売り切れていた。
そば・うどんメニューは、「もり」、「天ぷら」(かき揚げ)、「肉ねぎ」など、オーソドックスな品揃え。
ただし、カレーは出来合いではなく、自家製でイケるらしい。
先にミニカレー(単品だと300円)が出てきて、直後には、かけそば(単品300円)も登場。
ミニカレーセットの完成である。※ただし、先に提供されたカレーは食べかけ


ソバはやや太めで、ツユは甘辛い関東風。卓上の七味をかければ、さらに温まる。


一方のカレーは、肉や野菜が溶け込むまで煮込むらしく、肉の繊維がいくつか見えた。


野菜由来と思われるコクや甘みもあり、よくある立ち食い店の業務用カレーとは一線を画す逸品。
外のテント看板に、赤字で「美味」と記すだけあって、本当に美味しいカレーである
次回は通常サイズの「カレーライス」500円に、コロッケを乗せて食べたい。「カレーうどん」500円もイイね。
私の滞在中、4人の客が出入りしたが、私以外の全員が常連のようだった。
そのうち、年配の夫婦は食べ終えると「また来るよ」と言いながらお店を出ていき、
事務員風の制服を着用した中年男は、おばちゃんと終始会話をしながら食事をし、
最後にやってきた、まだ10代に見える若い男性は、反対にほぼ無言であったが、
おばちゃんの方から「いつもの肉ねぎね」と声をかけられると、コクンとうなずく、常連中の常連であった
チェーン店の寡占化が目立ち、年々減っている印象がある、個人経営の立ち食いソバ店だが、
固定客を多くつかんでいるファミリーさんは、まだまだ営業を続けてくれそうだ。
ちなみに、千歳烏山駅周辺は今どき珍しく、立ち食いソバ店が3軒も健在。別のお店もそのうち紹介しよう。

今後も、図書館の前後で飲食店に入る予定だし、隣駅の芦花公園エリアを含め、シリーズ続編もありそうだ。
ちなみにこちらは、近日中に訪問したいと思っている、お店の看板だ。


最後になったが、
世田谷区立図書館の皆様、いつも利用させていただき、ありがとうございます
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