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甲子園の聖光学院戦を振り返る -日大三高野球部2022-

2022年09月16日 | 高校野球
9月も中旬を迎え、すでに新チームが発足しているのにもかかわらず、
いまだに、前チームの西東京大会・準決勝以降の試合について、執筆を終えていない拙ブログ。
今回は、結果的に2022年度チームの最終試合となった、甲子園の1回戦、日大三対聖光学院戦をリポート。
順番的におかしいのは重々承知だが、西東京大会の決勝戦は、後日改めてお送りする。
昔から、苦手なモノは先に食べて、美味しいモノを取っておくタイプだったのでね。

甲子園に出場する母校を応援すべく、スケジュールを調整し、関西までの切符と宿、入場券を確保した…のはこのときに書いた。
雨天順延で入場券をムダにすることもなく、当初の予定どおり、試合は大会4日目の8月9日に行われることに。


日大三は第二試合だが、ちょっと早めに入場し、第一試合の三重対横浜も観戦。
私が買ったチケットは、「中央指定席」4200円。ちなみに、座席の位置は選べなかった。
バックネット裏中央とはいえ、私の座席は三塁側のベンチ裏付近。三高は一塁側ベンチなのに…。
 ※画像は三重と横浜の試合

聖光学院ベンチの裏で、声援を送るのは気が引けるし、そもそも、時勢により高校野球は声出し応援が禁止されている。
なのでこの日の私は、ほとんど声を発することなく、拍手のみを送り続けた。
ついでにいえば、私の隣に座ったジジイが、ずーーーっとひとり言をブツブツつぶやいており、
しかもそれが、三高を応援する発言だったため、仲間だと思われたくないので、なおさら声を出せなかった。
ところで、「ひとり言」って、いつから公共の場でOKになったの!? 気持ち悪いので私は絶対に認めたくないが。
指定席だから逃げられねえし、甲子園の座席はやはり、以前の全席自由に戻してほしいね。

座席の位置及び周囲環境に恵まれず、日差しに身を焦がされ(一塁側は暑くない)、不快な感情に包まれる中、
第一試合が終わり、我が日大三高野球部の面々がグラウンドに姿を現す。
ノック風景は撮影したが、試合中は応援に集中するため、カメラを手にすることはなく、


試合開始前、ベンチを出て相手チームと対峙する場面を撮ったあとは、


試合終了時の両チーム挨拶まで、画像がないのはいつもと一緒。


以下では試合内容について、イニングごとに簡単に振り返ってみる。
先攻が日大三で、後攻が聖光学院。先発投手は三高が背番号1の松藤、聖光は背番号10の左腕小林剛。
赤字は、私がこの試合のポイントかなあ、と感じた部分である。

1回表 先頭の藤巻がヒットで出塁し、浅倉がタイムリー2塁打を放ち先制。 三1-0聖
西東京予選では6割超の打率を記録した藤巻。そんな高打率の一番打者は、全国制覇した2001年の都築克幸(元中日)以来か。
1回裏 こちらも先頭打者ヒットで一死二塁の好機を作るも、松藤が後続を抑える。
2回表 初回と同様、ヒットとバントで一死二塁のチャンスを作るも無得点。八番に下がった大川、惜しいライトライナー。
2回裏 三者連続内野ゴロで凡退。内野守備陣の動きは、西東京決勝よりだいぶマシ。
3回表 二死から富塚が二塁打を放つも、浅倉倒れ無得点。富塚、単打性の当たりで二塁へ向かう好走塁。
3回裏 三者凡退。ここまでは明らかに三高ペース。
4回表 ヒットと野選、バントで一死二、三塁。内野ゴロを聖光バックホームもセーフ。私にはアウトに見えたが。三2-0聖
次打者松藤がピッチャーライナーで、走者戻れず併殺。それでも、相手の2度の野選により幸運な追加点。
4回裏 一死二塁から暴投で三進した走者が、内野ゴロの間に生還。ややもったいない失点だ。三2-1聖
5回表 一死三塁で、聖光は背番号1の右腕佐山に投手交代。富塚が外野フライを放ちタッチアップも、ホーム寸前でアウト。
返球はよかったし、4回表のセーフとの相殺かもしれないが、捕手の位置取りも怪しく(走塁妨害?)、セーフに見えた。
5回裏 三振、盗塁死のダブルプレイで二死無走者も、二塁打→ツーランで逆転される。三2-3聖
ホームランの高中は、前の打席でもいい当たりの二塁打を打っており、もっと警戒すべきだったか。
6回表 二死から村上が二塁打を放つも、川崎センターフライで無得点。
6回裏 三者凡退。松藤、ここまで被安打7も四死球はゼロ。
7回表 一死から松藤の代打二宮が二塁打。藤巻もヒットで続いたが、二宮は三塁どまり。一死ゆえ無理しないのもわかるが…。
次打者の寒川は惜しいファーストライナー、富塚も凡退しチャンスを逃す。これで、一死三塁での無得点は3度目
7回裏 三高は左サイドの佐藤が登板。二死一、三塁のピンチで二年生右腕の安田に交代し、後続を断つ。
8回表 毎回、二塁に走者を送っていた三高だが、この回は初の三者凡退。
8回裏 四番三好がホームランで2点差に。甘い球を見逃さぬ、打った瞬間にスタンドインとわかる一発であった。三2-4聖
安易にストライクを投じた配球で、表の攻撃も含め、今年のチームの欠点である雑な面が出てしまった
9回表 二死から二宮がヒットを放ち、この日3安打の藤巻に繋ぐ。だが、相手エース佐山の変化球を打ち損じファーストゴロ。
私がこの日、初めて叫んだ「つっこめえぇ!!」の声もむなしく、藤巻は一塁に滑り込むもアウト。
試合終了を告げるサイレンが鳴り響き、2022年度チームの戦いも終わった。


甲子園球場 第104回全国高校野球選手権大会
1回戦 対聖光学院(福島)

三100100000→2
聖00012001X→4


帰京後、複数の知人に、「まさか初戦で敗退するとは思わなかった」と告げられたが、
そのたびに私は、「イヤイヤ、甲子園に出られただけで満足ですよ」と返答した。
ちょっとハナシが逸れるが、集英社のwebサイト「スポルティーバ」の記事によると、
大阪桐蔭の西谷監督は今年の自チームについて、「歴代13番目くらい」と評したらしい。
無論、謙遜もあるだろうし、春の選抜で優勝したチームに対する、「慢心するな」という戒めの意味も含まれたはず。
この発言を参考に、僭越ながら私も、今年の日大三は、歴代で何番目くらいか考えてみた。
私が球場で観戦するようになった、2001年以降の全22チームの比較では…今年の大阪桐蔭と同様、13番目くらいではないか。
三高の21世紀最強チームについては、また別の機会で語ってみたいが、
失礼ながら2022年度チームは、それほど強くはなかったが、持てる力を出し切った、というのが私の感想だ。

忘れてはいけないのが、相手の聖光学院が強かったこと。
三高のあとも、横浜、敦賀気比、九州学院といった有力校を撃破し、ベスト4まで進出したし、
甲子園で全国制覇を遂げた仙台育英が2回戦で敗れた、6月の東北大会でも優勝している。
そんな強豪に、途中までリードを奪っての惜敗なら、胸を張っていいのではないかね。
ただ…勝てない試合ではなかったのでは…? という疑念が残っているのも事実だ。
ヒット数は互角だし、お家芸(?)の間抜けなエラーもなく、序盤は明らかに三高ペースだった。
一死三塁など、何度かつかんだチャンスで、確実に追加点を奪っていれば、その後の展開も変わっていたはず。
あと、逆転ツーランを放った高中は、あれが高校生活初の本塁打だったらしい。なにも三高戦で打たなくても…(涙)。

試合終了直後、聖光学院の校歌が流れる中、整列している三高メンバーを撮影。


泣いている選手も見受けられるが、私もいたたまれなくなり、すぐに球場を出た。
球場外には、歴代の甲子園大会のトーナメント表や、新聞記事などが展示されている一角がある。


以前も撮った記憶があるが、今回もつい、第93回大会=2011年大会のコーナーを撮影してしまった。


優勝 日大三(西東京)
上記の文字を刻んだコーナーを、別の箇所にも設置すべく、後輩たちには頑張ってほしい。

お土産を購入し、4年前の夏と同様、近くの『大力食堂』で一杯やり、甲子園球場に別れを告げる。
そういえば、球場外観の撮影を忘れていたので、駅のホームからあわてて撮影。


こんな写真しか撮れなかったが、どうせ、近いうちにまた来るからいいよ。理想は来年の春。
入場料は高いし、試合中はクソ暑いし、自分の応援しているチームは負けるしと(あと、隣席のジジイがウザかった)、
不満を挙げたらキリがないが、やっぱり甲子園球場はいい。観戦に来た甲斐があったよ。
甲子園での高校野球開催を否定するヤツらには、この良さがわからないんだろうな。
球児たちが望んでいる限り、夏の甲子園は続けてほしいと強く願う、完全肯定派の私であった。

次回の高校野球ブログはいよいよ(←というか遅い)、「日大三高野球部2022」完結編。乞うご期待!
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