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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

大胆かつ乱暴な(?)チャーシュー 狛江『ぼっけもん』

2018年05月29日 | ラーメン、つけ麺など
「初めて入ったラーメン店では、メニューの端にある、もっともベーシックな商品を頼め」。
だいぶ前に、とある評論家が語っていた、「ラーメン通」とされるメニュー選択だ。
そこから発展した意見に、「スープの味を知るには、トッピングは余計だ」というのもある。
しかし、本当の通ならば、具があろうがなかろうが、味はわかるのではないか。
そもそも、通ではなくただのラーメン好きである私にとっては、そんな意見自体が余計である。
というわけで私は今日も、初めて入ったお店でも迷わず、具が多く入る商品を頼む。
「食べたいものを食べる」。これこそ非ラーメン通の食べ方だろう。

最近食べたのは、他ではあまり見かけないチャーシューが入った、一風変わったラーメン。
お店の名前は『ぼっけもん』。鹿児島弁で「大胆な人」「乱暴者」の意味だ(goo辞書より)。
場所は小田急線狛江駅のすぐそば。さっそく店内に入り、券売機で食券を買う。
こちらは、豚骨、醤油、味噌、油そばなど、いろんな味のラーメンを提供しているが、
中でもおススメのひとつらしい、「白い油そば」の「ぼっけもん」バージョンをチョイス。
どうやら、名物チャーシューが入る商品はすべて、店名のぼっけもんが付くようだ。
卓上にもメニューブックがあり、ペラペラめくっていくと、写真のメニューを発見。


通常価格260円が、麺類と一緒だと100円! これはお得だ…と、うっかり追加してしまった。
数分後、まずは「ぼっけもん白い油そば」900円がやってきた。


おおっ、油そばの中央に、巨大なチャーシューが鎮座していらっしゃる!


これがお店自慢のステーキチャーシューで、厚さは1センチ、重量は125グラムもあるらしい。
噛みしめると甘味と旨味がジュワっと口内に広がる…というか暴れる。なるほど、確かにぼっけもんだ。
なお、白い油そばについては、下記写真に説明が。


トリガラ、カツオ、昆布だしの効いた塩味で、カロリーはラーメンの2/3、塩分は半分
出たな、油そばなどの汁なし麺にありがちな、「カロリー・塩分少な目アピール」
真偽は定かではないが、高血圧の私は、とりあえず信じてみることにする。
一般的な油そばと同様に、麺と具と油タレを混ぜて食べることにするが、


ステーキチャーシューのせいで、うまく混ざらない(笑)。普通のチャーシューも数枚入っているし。
味のベースとなる塩タレは、白というか透明に近い色だが、塩分はしっかり付いている。
途中でレモンを絞ると、酸味で味が変わり、さっぱりと食べられる。ボリューム重視ではなく、味もいいのに驚き。
しばらくすると、さっき追加した「鉄板飯」が、ジュウジュウと音を立てながら登場。


「熱いので気をつけてください」という店員さんの忠告に従い、しばらく放置すると、玉子の白身が固まった。
その後、白米とタレを混ぜてから少し食べ進み、


さらに黄身を混ぜ、油そばからチャーシューを持ってきて、グチャグチャに混ぜ、肉入りヤキメシにした。


これで100円とはコスパが良すぎるよ。油そばと合わせて、すっかり満腹になってしまった。

後日再訪した際は、お店のもうひとつの名物「にんにくラーメン」を食べることに。


上記メニュー説明によると、「にんにく、にら、玉子のシンプルなラーメン」の横に「豚ひき肉100g使用」だって。
具だくさんだし辛さも選べるし、あまりシンプルではない気がする
川崎発祥のローカルメニューで、最近支店が増えてきた「ニュータンタンメン」にも似てるね。
私が注文したのは、「2種類のチャーシューにんにくラーメン」1380円。
例のステーキチャーシューと、ローストビーフの調理法を用いたももいろチャーシューが入る、ぜいたくな一品だ。
店員さんがふたつの鍋を使用し、片方ではスープに溶き玉子を入れて煮込み、もう片方でステーキチャーシューを焼く。
数分後、両者が合わさり、商品が完成。


なんだかスゴイのが来たぞ!
チャーシューの下には、玉子をまとったひき肉が沈んでおり、どこを見ても肉、にく、ニク。


これぞまさに、肉の無法地帯だ! ←あんまり、ウマい例えでもないな…。
スープはニンニクが効いた醤油味で、麺はコシのある中太麺だが、肉のインパクトに隠れがち。
さらに、辛さを0~5まで選べるので、無料の1辛にした(2辛からは+10円~)ら、1辛でも結構ピリッとくる。
卓上にある、刻み玉ネギを入れて、辛さを緩和しようとしたが、あまり効果なし。


しかも、上記イラストでは、お姉さんが毎日涙ながらに刻んでいるようなので(?)、大量に使うのもはばかられる。
結果、味は悪くないのだが、別の店で飲み喰いした帰りだったため、なかなか食が進まない。
特に、ボリュームある肉類が一向に減らない。「ひき肉100グラム」なんて、ハンバーグが入っているようなものだし。
結局、麺とチャーシュー2種はたいらげたが、スープとひき肉を少し残してしまった。
次回こそは空腹で入店し、おつまみステーキチャーシュー(500円)で一杯やったあと、ラーメンも食ってやる。

繰り返すが、こちらのお店は、にんにくや肉のデカさをウリにしたジャンク食堂ではなく、味自体もいい。
ローストビーフ式チャーシューだけでなく、味玉には注射器でダシを注入するなど、具にも力を入れている。
さらには、卓上には刻み玉ネギの他、白と黒のコショウ2種やピンク色の塩など、調味料も多数そろっていた。
しかも、店員さんの仕事ぶりは、決してぼっけもん=乱暴者ではなく、調理も応対も丁寧だ。
「とんこつ」や「赤い油そば」、「鉄板バターライス」など、他にも食べたいメニューが多々あるので、
狛江には今後も、足繁く通わなくてはなるまい。



ぼっけもん
東京都狛江市東和泉1-21-9
小田急線狛江駅南口から徒歩1分
営業時間 月~土11~15時、18~24時 祝日11~15時、18~22時
定休日 日曜
※幡ヶ谷にも支店があるが、ステーキチャーシューはナシ
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