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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

私のボディの礎となった角煮ラーメン 西荻窪『ひごもんず』

2024年04月21日 | ラーメン、つけ麺など
今から約1年前のこのとき、「チャーシュー麺」を紹介した『ひごもんず』


上記商品も悪くはないが、“ひごもんずではやはり、「角煮ラーメン」の方がおススメかも”と記したように、
私がこちらに訪問した際は、角煮が入るラーメン(複数あり)を頼むことが大半である。
その角煮ラーメン及び、ひごもんずのルーツは、新宿などにある熊本ラーメンのお店『桂花』だ。

桂花が東京に初進出したのは、今から50年以上前の1968(昭和43)年。
そのとき、目玉商品として開発されたのが、角煮入りのラーメン「太肉麺」で、読みは「ターローメン」。
ターローとは中国語や熊本の方言ではなく、桂花オリジナルの造語らしい。
私が初めてターローメンを食べたのは、今から30年ほど前の1990年代初頭。
ほどよくニンニクが香る濃厚スープに、中細でコシのある麺と、とろけるような角煮がマッチし、「これはウマい!」と感動。
ニンニクなどから作られるマー油を入れるのが、熊本ラーメンの特徴であることは、当時の私はもちろん知らない。
また、信じてもらえないだろうが、かつての私は脂身の塊が苦手で、それまで角煮なんて口にしたことがなかったのだが、
このラーメンでウマさを知り、大好物となった。お陰で現在、私のボディは脂身だらけである(苦笑)。
当時はヤング(笑)で、まだ体脂肪が少なかった私を魅了した、角煮及びターローメンの画像を、桂花HPから拝借。


30年前、800円くらいだったターローメンは、10年ほど前、最後に食べたときは950円になっていた。こちらがそのときのガラケー画像。


HPによると現在は1150円らしい。この時勢ゆえ仕方ないとはいえ、さすがに高くなったなあ、という印象。
それでも、マー油のニンニクは香るが、獣臭さは感じない、濃厚だけれど食べやすい熊本ラーメンに、
さらに角煮を乗せちゃう、桂花風熊本ラーメンは、素晴らしい麺料理だと思う。

桂花のあとに誕生し、角煮入り熊本ラーメンを提供するお店もいくつかあった。
そのお店とは、一年前にも名前を出した『山水亭』『永柳』『肥後のれん』『てっぺん』のことで、現在はすべて閉店している。
このうち、肥後のれんは桂花の近所に店舗があったため、30年前は交互に利用していた。
私はどちらも好きだったが、しいていえば、雑居ビルの二階という、ちょい怪しげな立地(確か)で、
お店の雰囲気だけでなく、味付けもややワイルドだった、肥後のれん派だった。
記憶があいまいなので、さっき書いた「ターローメンを初めて食べたのは、90年代初頭」というのは間違いないが、
「初めて食べた角煮入り熊本ラーメン」は、ひょっとしたら、肥後のれんの方かもしれない。
残念ながら写真はないが、肥後のれんの角煮ラーメンは、「ぱーこーめん」という商品名だった。

東京の熊本ラーメンの始祖だった桂花も、いろいろあって一度倒産したが、別会社の支援もあり、現在でも数店舗が都内で営業中。
現在、角煮入りの熊本ラーメンを提供している都内のお店は、私が知る限りでは桂花とひごもんずだけだ。
こちらが、ひごもんずの「角煮ラーメン」。シンプルなネーミングである。価格は現在1030円。

ひごもんずHPより拝借

ターローメンに一番近い商品は、角煮が2個で味玉が半分入る、「特製ラーメン」1120円か。

※同上

茎わかめはないが、その分チャーシューが入るし、ターローメンより30円安くてお得。

ひごもんずは、桂花で長年働いていた長谷川氏が1997年、西荻窪駅至近の好立地で開業。
以前は武蔵小金井や品川などにも支店があったが、現在HPに載っているのは西荻窪店のみ。三鷹にも店舗があるが、無関係なのかな。
キャッチコピーは「コクありアッサリくさみなし」で、桂花よりも食べやすいマイルドな豚骨スープが特徴。
さっき掲載した角煮ラーメンは、角煮3個にキャベツが付くが、昨年、久々に訪問した際は、角煮2個でキャベツなしの「○角ラーメン」920円を注文。


横アングルも撮影。角煮ラーメンより110円安く、キャベツが不要な私にはちょうどいい(←野菜喰えよ)。


やや小ぶりだが、甘じょっばく煮込まれた角煮は、味も歯応えも抜群。白米と食べても絶対にウマいはず。


桂花にはない、ひごもんずさん独自のサービスとして、卓上には生ニンニクとクラッシュする道具がある。
上記の文じゃわかりづらいだろうから、Amazonサイトより画像を拝借。正式名は「ガーリックプレス」らしい。


せっかくなので、ニンニク2個をプレス。マイルドなスープがワイルドに変貌する。


久々の桂花風…イヤ、ひごもんず風角煮ラーメンは美味しかった。次回はつまみで飲んでから麺で締めようと決めて退散。

それから数ヶ月空いてしまい、その間に大半のメニューが数十円値上げ。なので、前回撮ったメニュー画像を撮り直しするハメに。
日にちを空けて、何度か通ってから投稿する、拙ブログではありがちな手間である。
こちらのお店では、メニューは壁に貼ってある。まずは麺類・ご飯もの。この他、お得なランチセットもある。


○角ラーメンは、前回食べたときは870円だった。食べたことはないが、「角煮ご飯」はいいサイドメニューだね。
あと、「細麺(さいめん)」というのはだいぶ前に食べたが、追加の「ゴマ油orオリーブ油or背脂」は知らなかった。「全部入り」はダメなのかな。

こちらはトッピング類。キャベツは60円から40円アップ、角煮も390円→420円になった。1個あたり140円の計算か。


くまモンらしきイラストが描かれた、飲み物&つまみメニュー。


角煮はトッピング420円だが、おつまみだと520円。確か、ネギか何かが加わった記憶があるけど、私は100円安い角煮だけでじゅうぶん。
それより、以前も疑問を呈した「黒豚入り焼売」の価格が、現在は5個290円に対し、3個だと170円。計算すると、3個の方が少しだけお得である。


私はこういう設定が気になるタチ(ケチ?)なので、3個180円への改定をお願いしたい。余計なお世話か。
この日はさっき書いたように、軽く飲ませていただいた。ちょうどハッピーアワーの時間帯だったので、


通常540円の「生ビール」を290円で飲ませていただく。やっぱりオレ、ケチなんだろうな。


おつまみには焼売と、トッピングの「煮玉子」130円を選択。焼売は当然3個の方だ。やっぱりオレ…以下同。
「餃子」340円も頼みたかったのだが、麺類とセットだと170円になるそうなので、あとで麺と一緒に追加することに。やっぱり…以下同。
小ぶりな焼売は、レンジでチンされての登場。煮玉子は、昔から非半熟タイプ。以前は「ルータン」と、台湾風の呼称だった記憶がある。


すぐにビールを飲み終え、やはりサービス価格290円の「レモンハイ」(通常440円)を追加。やっ…以下同。


だいぶ前、上記画像に映っている高菜を手に乗せ、それをつまみに飲んでいた客を見たけど、さすがの私もそこまでケチではない。
焼売などを食べ終えたので、麺類と餃子もオーダー。この日は「○得ラーメン」890円をチョイス。
普通のラーメンに+60円で、チャーシューは1枚減るが、角煮1個と煮玉子半分が加わる。


臭みのないベージュ色スープをすすり、加水率少なめの麺をすすっていると、餃子も到着。


見た目は業務用っぽいけど、変な甘みや油っこさがなく、ちゃんと野菜の風味がする。自家製かな?
今回もニンニクを1個だけクラッシュし、半分はラーメンに、半分は餃子に使用した。


レモンハイを飲み終え餃子を食べ切り、大事に取っておいた角煮にかぶりつく。


うっかり(?)スープも全部飲み干し、「ごちそうさまでした」。
安い商品ばかり追加注文した私に、毎回丁寧に応対しくれた女性店員(美人)さんに感謝し、お店をあとにした。

角煮入りのラーメンを出す店はいくつかあるが、もっとも相性がいいのは、熊本ラーメンだと思う。
たまに無性に食べたくなる、熊本角煮ラーメンを目当てに、ひごもんずさんは今後も利用したいし、
だいぶご無沙汰している、新宿の桂花さんにも行ってみなくてはな。一昨日買ったカップ麺には、角煮は入ってないし…。



熊本ラーメン ひごもんず
東京都杉並区西荻北3-19-13
JR西荻窪駅から徒歩約20秒
営業時間 11時~翌2時 LO1時半 
定休日 なし
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