某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

吹矢の体育実技

2016-01-20 12:20:18 | 素晴らしい話
 新年早々大学の体育実技で吹矢を教えた。定年を15年も過ぎた座学の元教師が、85歳で学生に何度も模範演技を見せながら体育実技の指導をするとは!現役の時には想像もしなかった変わりようだ。担当させてくださった体育の教授に感謝あるのみ。
 今の体育は以前とは全く様変わりだ。野球・バスケ・サッカーなどとは限らない。吹矢は「新しいスポーツ」「従来のものとは違うスポーツ」という分類の実技にはいっていて、学生は様々のそうした「新しい」または「日本ではまだマイナーな」スポーツのどれかを選択し、体験する。だから今日は吹矢、来週は太極拳と言うのもいるだろう。吹矢を気にいって長く続ける学生が増えてくれれば、と願っている。そのためにも、模範演技で学生をびっくりさせ、憧れる気分にさせなければ。4月からの来学期でも教えるから関心を示す学生が増えてくれるよう工夫しよう。
 それにしても若いというのは凄いものだ。6 ㍍だが、二回目に33点を出す男がいた。他の男は31点。基本動作をあまりうるさく言わず、腹式呼吸を強調した。基本動作は私をみて自分を直せ、と。
 昨年、一昨年と大学の社会人対象公開講座「日常生活でのスポーツ」では受講生に吹矢を教えてきた。7点に当たると「何だこんなもんか」と途端に天狗になるおじさんもいて「人柄がわかる」と鼻白むことがある。女性にはいない。学生はもっと素直で、7点 5点で大喜び。実技後半の点数比べでも、高得点に拍手し、低点を笑って屈託がない。若いと何でも笑いの種になる。気持のいい吹矢実技だった。
コメント
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