Our World Time

白夜の夜明け

2005年05月26日 | Weblog
▼デンマークの首都、コペンハーゲンに入りました。
 いま現地時間の5月26日木曜日、午前3時35分。
 ホテルの窓から、太陽が完全には沈みきらない白夜のうす青い空が、遠く地平線にみえています。
 足もとの街は暗く、寝静まっています。

▼25日の未明3時まで、独立総合研究所で仕事をして、3時すぎに帰宅。
 原稿の執筆を続けながら、荷物をパッキングし、徹夜のままシャワーを浴びて、8時20分ごろに自宅を出発。
 成田へ向かう車のなかでも、空港のラウンジでも、書きっぱなしに原稿をモバイル・パソコンで書き続け、飛行機に搭乗する1分前に、独立総研から会員に配信しているTCR(東京コンフィデンシャル・レポート)の第231号を、無事に送信できました。

 ホッとするまもなく、機内でも再び、原稿を執筆。
 溜まりに溜まっているマイレージを活用してファースト・クラスに乗っているのに、ほとんど寝ることなく、原稿を書き続けます。
 いつものように、フライト・アテンダントに「みなさん、おやすみになっているのに、ほんとうに大変ですね」と本気で同情されちゃいました。

 しかし原稿を書きながらではあっても映画を4本、ちらちら眺め、シャンパンからリキュールまでどんどん呑み、食事も4回ぐらいして、フランクフルトに着くまでに原稿5本を完成。


▼同行の、独立総研の若き、戦う主任研究員(26歳、女性、シアトル育ち)と一緒にフランクフルトに着いて、スカンジナビア航空に乗り継ごうとすると、これが突然、キャンセル(飛行中止)になっています。
 日本以外の国では、必ずあるいつものトラブルがさっそく発生です。

 3時間ほどあとの便に、なんとか席を確保して、ラウンジで原稿を書くうちに、日本時間は夜中を過ぎて未明の時間に入り、さすがに睡魔がどっと登場です。
 ファースト・クラスのフルフラットのシートでは、ほとんど寝ないで、あまりきれいじゃない空港の小さな椅子で、苦しい仮眠とはね。まぁ実際、ご苦労な話です。


▼コペンハーゲン行きの小さな飛行機に乗ってからは、原稿を書きつつも、隣席の主任研究員とジョークで笑い転げているうちに、ひさしぶりのデンマークへ到着です。

 ホテルは、アイゼンハワー大統領や昭和天皇、ビートルズやローリングストーンズも泊まった有名なホテルです。
 北欧らしい不思議な澄んだ感覚のインテリアの部屋で、すこし休んだあと、また起き出して、いまも原稿を書いています。


▼白夜の夜が明ける神秘の時間になってきました。
 わずかな茜の色と、柔らかなベージュの色が地平線に勢いを増しています。

 さぁ、原稿を仕上げて、朝風呂に入って、主任研究員と朝ご飯を元気に食べて、最初のヒヤリング調査へ出かけます。