相模太夫の旅録=Tabi Log

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観音霊場の一寺「雁楚山常照寺」

2018-06-11 18:23:03 | 寺院
川崎市多摩区宿河原に「下げ綱の伝説」の由来が伝わる真言宗豊山派寺院「雁楚山常照寺」ある。創建年代は寳徳元年(1449)とも康正3年(1457)とも、また明應6年(1497)ともいい定かではないが、いずれにしても560~570年以上の寺歴を誇る。賢智法印(文亀2年=1502年寂)が開山、また「向ケ丘城塞」の役目を果たした寺のようである。本尊は十一面観世音菩薩。南武線宿河原駅より長尾橋方向に進む府中街道の中ほど左にある。立派な「山門」左手には地蔵菩薩が建っている。山門を抜けると正面に「本堂」、右手に「庫裏」がある。当寺には市重要歴史記念物「紙本墨画着色松寿弁才天図」が所蔵されている。この松寿弁才天図は「綱下げの松と松寿弁才天の伝説」をもとにした作品で江戸時代末の安政5年(1858)杜水作である。境内左手に「宝篋印陀羅尼」を納めた鎌倉時代の宝篋印塔(密教寺院)がある。当寺は多摩川三十三ヶ所観音霊場7番、準西国稲毛三十三観世音霊場7番の各札所となっている。ピンク、白、紫のアジサイが数本境内を彩っている。












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