今年は9月に入っても35度近い暑さが続いている。「暑さ寒さも彼岸まで」といわれ、この時期を彩る花の代表の花といえばやはり「彼岸花」である。今年もここ「かにが沢公園」でも「彼岸花」が咲き始めた。「かにが沢公園」といえば12万本の彼岸花が咲く名所で毎年満開見ごろとなる9月20日前後に「曼殊沙華の集い」が開催されていた。しかし新型コロナのおかげで主役の「彼岸花」の養生管理ができなくなり残念ながらメインの西側斜面は草ぼうぼうで、かつての面影はなくなってしまった。西側斜面と子ども広場の遊歩道の間に紅白の彼岸花が数十本ほど咲き始めていた。「彼岸花」は中国が原産地でヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。真っすぐ伸びた細い茎の先端に10cmほど放射状の花を咲かせ他の花には見られない独特の花姿をしている。彼岸花は「曼珠沙華」とも呼ばれてる。サンスクリット語で「天界に咲く花」、「赤い花」という意味である。学名はギリシア神話の海に棲む女神の一人である「リュコーリアス」の名にちなんで「Lycoris」、英語名では花姿がクモに似ているため「Spider lily」とも呼ばれる。ほかにも「死人花」、「毒花」などの別名が怖い花でもある。今年は真っ赤な彼岸花の群衆を拝めそうになく残念である。(2409)




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