座間市入谷東に市民のオアシス的存在の風致公園「県立座間谷戸山公園」はある。縄文時代からの人の暮らしが営まれていた土地で、里山の風情を残し樹木、花、鳥などの観察、散策に適した公園である。「自然生態観察公園」としての整備は、昭和62年度から始められ、平成5年には全体の3分の1が開園し、平成14年には一部が追加で開園した。開設面積は31ha、計画決定面積 32.3haである。今の時期花種、花数は少ないが、園東口に植栽の「サルスベリ」がピンクの花穂を披露し始めている。この花木は別名「猿滑」(サルスベリ)とか「怕痒樹」(ハクヨウジュ)、「百日紅」と呼ばれ、初夏から秋までの長い間の約百日間、鮮やかな紅色やピンク、白、赤などの花を咲かせる花木である。樹皮が白くなめらで猿も滑って落ちてしまうほどのツルツルさすべすべさから「サルスベリ」と名付けられた。樹高は5〜6mほどに生長し艶のある濃い緑色の葉っぱを互い違いに生やしている。花びらの縮れた小さな花が纏まって一つの穂のように咲く。(2507)




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