相模原市南区新磯野に1600世帯という大規模集合住宅「相武台GP」がある。敷地内の一画に紅白のキョウチクトウが桃に似た花姿を披露中である。キョウチクトウは夾竹桃と書きインド原産のキョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑小高である。高さ2~4mの株立ちの樹形である。名前は竹のような細長い葉と桃に似た花を持つことから中国名「夾竹桃」に由来する。日本には江戸時代に伝わり、夏の代表的な花として公園や庭園などに植えられている。葉は3枚が輪生し両端が尖った長楕円形で長さ7~30㎝、花は枝の先端に直径4~5㎝の五弁花を沢山付け、100日以上の長期間咲き続ける。花には芳香がある。花色は赤、ピンク、白、淡い黄色の一重や八重咲きがあり、葉に斑が入った種類もあります。キョウチクトウは葉、茎、根、花、種子などすべてに強い毒成分があるので注意が必要。暑さや乾燥、塩害や大気汚染に強く街路樹に利用される樹木である。(2506)




